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Hot Informationについて〜過去ログファイル#7

Falcom Game News "Hot Information”〜Back Number #7

□攻撃的スタイルの2004年度(2004.2.4)
 

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ホームページを作り始めたときからファルコムを追っかけているこの「Hot Informationについて〜」のコーナーですが、三ヶ月も間が空くのは初めてのことでした。この三ヶ月間・・・

・株式上場(に併せ、公式サイトの完全リニューアル)
・イースVIとFSB2004の抱き合わせパッケージ
・イースVIのPS2全世界展望
・イースVIを携帯電話向けに移植
・イースのオンラインゲーム化構想
・ツヴァイ!!の(同文)
・英雄伝説VIの発売日決定

と、色々なことがありました。

MMORPGは、今回ああのこうのと言うべき内容ではありません。
主人公がアドルであり、ファンも会社も特殊な概念で「イース縛り」されている「イース」よりは、Fゲームタイトルを使うならば「ザナドゥ」「ソーサリアン」「ブランディッシュ」「ツヴァイ(っと、これは予定に有るか)」の方がイマジネーションを掻き立てられるような気がしてなりません。まあ、MMORPGに関しては、フリーで公開されているゲーム程度と僕もそれほど遊んだことが無いのであまり難しくはいえないのですが、不安も残るが、実の処かなり注目していたりします。
ファルコム御自らではなく、他社による開発、しかも外国の開発。客観的に見たファルコムゲームとイースをどのように描くのか、そして、それは、主人公=プレイヤーであることが大前提とされたMMORPGにおいて、どのような結果を生むこととなるのか。2005年度以降、と先ですが、固唾を呑んで見守りたいなぁとおもいます。

やっぱりファルコムらしいといえば、
「イース世界戦略!〜赤毛の勇者が世界を駆け巡る!」
といった、ファルコム様ならではのキャッチフレーズが素敵です。
これの面白いところは、イース世界化構想なんでしょうけれど、この一連のプロジェクトに、ファルコム自らが(あまり)開発に手を下していないというところですね。提携こそすれど、あとの大半は国内外の他社に任せるぞ、って感じで。

明らかに、株式上場とタイミングを見計らったかのようなの攻撃的スタイル。
色々と面白くなりそうです。



□確かに素晴らしいが、どこか歯車が狂っている(2003.11.7)
 

△Hot Information TOP△


投稿日: 2003/11/05(水) 23:39
どこよりも早くファルコム情報。

12/29(金) FalcomSpecialBox2004 
1.イース6オリジナルサウンドトラック CD-DA2枚
2.イース6マテリアルコレクション DVD1枚 詳細不明
3.イース6ムービーコレクション DVD-VIDEO60分1枚 詳細不明
4.風の伝説ザナドゥ オリジナルサウンドトラック CD-DA3枚
5.PCエンジン「風の伝説ザナドゥ」完全復刻版 CD版 Windows98/Me/2000/XP
※イース6ゲーム本体は含まれておりません。

12/29(金) イース6通常版 新パッケージ
 ・ナイトメアモード、ハードモード、ボス戦タイムアタックモード追加


*信者としての自分

 ・・・最初は半信半疑だった。こんな書き込みは信者根性丸出しで、実現するはずは無いと思い、馬鹿馬鹿しくもありファン視点から見れば夢物語なんだよ!と思っていた。それでも、半信半疑でありながらも、「1」と「4」のサントラ盤だけは何としても買いたいと思った自分がいた。
「このコピペが実現し、サントラ盤が出ないだろうか・・・?」
「ファル神様、よろしくお願いします!」
などと。自分勝手なものだ。つくづく、ファルコム信者の呪縛からは逃れられることは出来ないのだと思いながら一晩が経ち、プチ更新のために実家のPCのもとへ戻ると、それが現実となっているものから恐ろしいものを感じたわけである。何処でどう転ぶか分かったものじゃない。
「やりやがったなぁ!」と本気で喜んだ自分と、また「いつもの抱き合わせモノか」,「恒例の物量作戦か」とファルコムへのいつも変わりのない自分。特に今回は、マジでほしいからタチが悪い。もう、この時点で批判だろうが何を言おうが、全てが無効化してしまうのである。言っていることとやっていることが違うぜ、兄ちゃんってな。

 CDとDVDあわせて八枚組み。ここまでやるか、というか、ストレートすぎる物量作戦に呆れを通り越すものがある。わるく言えばあるもの寄せ合わせ。これを究極の”ファンサービス”などとのたまうならば、ファルコムの神経を疑わざるをえない。まぁ、今に始まったことじゃないが、ちとやりすぎじゃなかろうか。

*まじめに解析

 このスペシャルボックス2004からは、ファルコムの持つ膨大な過去のコンテンツ(=ゲーム蓄積財産である)に驚きを禁じえない。ここで言う過去のコンテンツとは、1996年前後を大まかに境界線としている。
(説明すると、PC-9801〜9821からはじまった『リニューアル』パッケージによるリメイク路線の出発点である1995年(この年は風の伝説ザナドゥII、イースVが発売)と1996年(ブランディッシュVT、英雄伝説IV)以降の年から現在まで、一部の新作を除き殆どがリメイクパッケージで塗り固められている為、ブランドとしての財産の蓄積が殆どないのである。)
今後も、1996年以前の資源がこういった形で復刻されていくであろう事はカンタンに予測できる。プロジェクトEGGを用いた、ファルコム・コンシューマータイトルの復刻。そして、PC-88・98時代のゲームの復刻。プロジェクトEGGと提携すれば、ファンの際限ないリメイク希望&エターナル化希望も順次消化していくことが出来るのである。
当時のまま、現在のハード上でプレイできることの意義は大きい。復刻するブランド側としても、ノーリスク・ノーリターンで、労力は少ないと思われる。

 2002年は「ザナドゥ・完全復刻版」、2003年は「月影のデスティニー」付属の「イースV」そして記憶に新しい「イースVI」付属の「イースI〜V・大全集」。ファルコムのリメイクスタイルが、自社スタッフによる作り直し(=リニューアル)だった物から、EGGのシステムを使っての”完全”移植へと移りつつあることはお分かりいただけるだろうか。
現在のハードで最新のリメイクを施す「エターナル化」に比べれば、開発につぎ込む熱量は微々たる物だ。しかも、つねに一定以上の需要が在る。さらにファンにとっては、資料的価値も高く、これこそ理想的なリメイク形態の一つといえるかもしれない。

 また、原作版に付随するゲームミュージックの、「現在の機材では再現不可能な」音楽資料の復刻も容易となるだろうし、ファンの期待も累乗的に高まる。ファンは(自分の場合、そうなのだが)未CD音源化タイトルへの注目度も高い。

 EGGによる完全復刻版+それのオリジナルサントラ盤。ファルコムの「スペシャルボックス」という手段・手法が、実際に通用するかどうか・・・?その見極めによっては、次回の「2005」も可能となるだろうし、ブランド側は今後、過去の莫大なゲーム遺産(そろそろ枯渇しそうだけど)をフルに活用して、逐次現世に蘇らせていくのではないだろうか?1995年からの七年間の<リニューアル時代>が、まさにそうであったように・・・・・・。

*まったく・・・。

 信者向けコンテンツである「スペシャルボックス2004」。一見、”ファンディスク”と似ているようだが、それはベースとなるゲームをモティーフとしたあくまで二次創作的なもの(例えば、原作ゲームの追加シナリオ、追加マップなど拡張性を持たせたもの)であり、スペシャルボックスとは全く違う。
また、ゲームミュージック・アレンジCDだった「スペシャルボックス」とも、そのコンセプトは全く違う所に在るのがお気づきだろうか。キングレコード・ファルコムレーベルの時のような、所謂外部ミュージシャン(and編曲者)を起用しての音楽CD集ではなく、過去の資料を集めただけの、95〜97年と続いたマテリアルコレクション・MIDIコレクションの流れを汲んでいる。96年末、「マテリアルコレクション・スペシャルボックス」(同、MIDIもあり)という五枚組みCD集が発売されたが、こちらの意味合いが強いように見て取れる。

 結論付けると、年末一回だけの特別イベントだから、何でもアリなのだ。昔はゲームミュージックレーベルから出ていたから、音楽のバリエーションが異常なまでに高かった。今は、自社によるリリースなので、それとは違った魅力を引き出すより他はない。どっちにしても、全く持って(信者視点でのみ)ウレシイ内容であるには変わりない。ゲームミュージックが好きな人間は「1」「4」の大ボリュームで満足、当時の「風の伝説ザナドゥ」を遊びたかったけど今はプレイできない人間は「5」でハッスル、多くのファンの需要に応えるコンテンツである。ファン度数が高ければ高いほど。

 確実で最も安上がりであり、信者層には「ファルコムさん、素晴らしいです」と、確実に大絶賛されるであろう「2004」。ファルコムファン間の意見が早くも二つに分かれているのが、それを如実に顕している。どうでもいい人間にはどうでもよく、ファンであればあるほどうれしいもの。ターゲットを絞ったコレクターズグッズとは所詮そんなものである。

□イースVIうんぬん(2003.10.18)
 

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 おそらく、イースIIエターナル以降の大ヒットを記録するであろう「イースVI」。それは、Yahoo!の週間売り上げでCD版・DVD版が1位2位を立て続けに獲得する、取扱店では売り切れが続出する、公式サイト初の100万アクセスを記録するなどといった現象などからもある程度推測できる。少なくとも、イースI・II完全版の5万本は超えるはずだ。(*5万本という数値は非公式だが、イースIIエターナル時点でシリーズ総売上が240万本と出て、その後245万本に増加していたことから推測。)
事実上、「イース」がファルコムのドル箱と化していることを認めざるを得ないとともに、今後もイースシリーズが「XP対応版」「完全版」なる形で縮小再生産されることは想像し難くない。現に、イースVIに関しては(場所にもよるが)実際に初回版が売切れてしまい、第二期出荷分待ちだったりするからだ。いずれの再出荷版に関しては、また別の機会に語ることになるかと思う。

・・・・・・

 ファルコムのイースが売れることで、瀕死状態の国産一般PCゲームシェアに活気が戻ればよいのだが…と思ってしまうのは、ちと高望みしすぎでしょうか?PCゲームブースを見れど、右を向けば海外ゲーム、左を向けばアダルトゲームと、「お〜い、国産のPCゲームは無いのかい?」と問いかけたくなりそうな現状。そりゃ自分だってエロゲも海外ゲームも遊ぶけどねぇ、PC-RPGメーカーがひしめく時代(の末期とはいえ)を少しでもふれた自分からすれば、やはり今の活気の無さは悲しいものを感じずにはいられないワケで・・・・。
とはいえ、新規参入メーカーも無いわけでなく、色々と(海外、エロゲに比べりゃ細々とだが)ゲームが出ちゃいるが、やはり風前の灯。せっかくリリースされても取り扱ってもらえずに日の光を浴びることの無いゲームも多く、結局、国産PCゲームが極度のマイナー化していて、それがかえってマニアにウケたりする。(グルッポ1の風探とか、クロム6のSLGとか)
うーん、国産PCゲームに書くと悲しくなってくるので、この辺りで打ち切りますが、イースVIの攻勢、PCゲームの最年長ブランドが頑張ることで、他のメーカーにも示しが付くのでは?と考えます。

・・・・・・

 ファルコム側は当初、ふたつの特典付き限定版を「計60,000本限定で用意する」といっていたが、この公言はいつの間にか有耶無耶になってしまい、結局のところ、六万本どころか初回限定パッケージ全ての特典という形で落ち着いた。ソーサリアンオリジナル・月影のデスティニーの時と同じパターンである。後何本残っていると提示しておいて、実はまだ残っていました、というアレだ。
まぁ、実際にそこそこは売れたんだから、こんなことしなくとも、最初から初回特典としておけばよかったものを・・・と思ってしまうが後の祭りである。
批評をするならば他に、「ファルコム通販専用の特典」もある。これは、好意的に受け取れば”文字通りの通販特典”なのだが、イースVIに関してはファルコムのものを2,000円も下回る他社流通の7,000円台の価格が注目された点に注目したい。公式通販組から他流通の通販組へと移った人も多かった。実際に、大手通販からはファンサイトリンク依頼が届き、僕のサイトも少なからず他流通様の手助けの一部をしたことになった。
 (直接の利益が大きい)ファルコム通販よりも、外部通販を利用するファルコムユーザーはこれまでに少なからず存在したのだが、今回はさすがに見て見逃すことが出来ない事態だったのかもしれない。だから、通販受付もほどほどに過ぎた時期になって「ファルコム専用特典」の存在を急遽発表したが、結局はその内容を最後の最後まで伝えることは無かった。「これは偶然だろ?お前さんの勘違いだろ?」と思われる方も居るかもしれないが、ファルコムは通販特典の有無に関しては通販受付開始時に真っ先に特典内容を伝えるメーカーだよ。偶然にしてはあまりにも出来すぎているし、通販特典をわざわざ隠す必要も在るまい・・・。

 ピースごとに見ていくと、ゲームPRと通販および特典の過剰さは個人的に好めないものが在るが、ゲームの作り自体はいたって好感触だし、ファルコムサポートも不都合対策も随時更新のほぼ万全の体制、とブランド全体で見ると”ファルコム”は優良メーカーの枠で括ることも出来よう。何だかんだ言ってもファルコムが信頼できるのも、ユーザーの声を反映させるサポート体制が整っていることは強いのだ。

他には、「イースを1〜5までつける」といった暴挙も(VIのスタッフを軽く見ていると思う)、ファン(アンチでもどうぞご自由に)だからこそ思ってしまう感情だしね・・・。

イースVIに関して言いたかったのはこのあたりでしょうか。

・・・・・・

□近況をまとめてみた(2003.09.16)
 

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 気が付けば、イースVI発売まであと10日というところにきました。当「ホットインフォメーションについて考える」コーナーでは、ウェブサイト開設時より、ファルコムHot Informationの更新に合わせて、こちらも更新していこう!という風に読み物を書き続けてきました。今回も、いつもどおりにオフィシャル更新に合わせてこちらも更新する予定でいたのですが、自分の更新チェックミスにより、最新情報を見落としていました。(ページが更新されていたのに気が付いたのは、メールマガジンに記載された更新案内文でした。)

 というわけで、今回は少し趣を変えた「ホットインフォメーションについて」を書きたいと思います。

■イースVIの販促活動
日本全国のPCショップでは、イースVIの「カレンダーカタログ」がいっせいに配布されました。(これは、ファルコム博物館のテキストを参照)地元のPCショップでは、他店とは大幅に遅れての13日ごろに配布開始となり、それに合わせて、イースVIデモムービーも公開されました。このデモムービーは、最初の「バイヤーズガイド版ムービー」のものとは違い、あくまでもゲームシーンをメインに収録したもので、巨大特典のPRは一切含まれていないものでした。

((バイヤーズガイドムービーはその店舗では一切公開されず、9/11日にネット公開が開始されたゲームシーン中心のデモムービーの高解像度版が、13日の午前中には既に公開されていたことになります。近いうちに、ネットユーザー向けにも高解像度版ムービーが公開されるのではないでしょうか?))

そのムービーがディスプレイされていたので、道行く客の多くが(そのフロアーは、PCゲーム専門フロアーである)一度は足を止めて見入る光景が展開されていました。そのうちのどれだけの人が実際にゲームを手にとってプレイするかは分かりませんが、「イースである・無い」分からずでも、そこそこのユーザーの反応があることから、(さすがに全員が全員、このゲームはイースの続編であると知っているわけは無いでしょうに)1stインプレッションは成功したといえるでしょう。
これは、前の別コラムにも書いたが、紙媒体の店頭配布チラシよりも、実際に動いているシーンをゲームユーザーに訴えるデモの影響力の凄さを改めて知った次第ですね。

ここからは余談ですが・・・。ファルコムのデモムービーのパターンだと、
・主に、ゲーム内のムービーシーンを切抜きして再編集したものがメイン。
・大量の特典を第一にPRする方法。
などが主たるものでした。このファルコム王道パターンとも言うべき手法は、イースIIエターナル(2000年)によって初めて実施され、翌年のイースI・II完全版で確立。コンシューマーのものに負けずとも劣らずの秀逸ゲームムービー、イースIIのOPソング&ヒロイン人気の高さは2000年当時でも健在であったこと、DVDメディアの普及、などが重なり、イースIIエターナルは18万本の大成功を収めました。
その”デモムービーPR展開”の流れがこれまで続いてきたわけですが・・・。

それとは異なる、今回のゲームシーン重視のデモムービーは、今まで、ちょっとばかりのダークな部分が見え隠れするPRを有したファルコムパターンに見飽きつつあった自分にとって、一種のカンフル剤のようなものであり、良い爽快感みたいなものがありました。
「正攻法でやりやがったなぁ!」「すげぇじゃねえか!(コンバット越前風に)」
って感じですね。(笑い)

■英雄伝説VI
まわりがイースVI一色に染まり、すっかり忘れ去られた感がある英雄伝説VI〜空の軌跡。これは、仕方が無いといえば仕方の無いものです。今回の更新で、それのスクリーンショットが公開されましたが、一年前の今と全く変わり映えのしないものでした。相変わらず、キャラクターがパーティを組んで並び、(蒸気機関以降の)スティームパンク風のフィールドを歩いている姿がスクリーンショットとして収められている内容。
これは憶測ですが、グラフィックの大半はとうの昔に完成しているような気がするのです。ただ、ゲーム製作開始時期が古かったため、実際に市場に登場する頃には(イースVIに比べても)ワンランクもツーランクも下のクオリティーにならざるを得ない、そういうにおいを感じ取ることが出来ます。

空の軌跡は、ガガーブ三部作の流れを完全に断ち切って、新たな「英雄伝説」を作る、ということだったので、キャラクターや主人公の大半が引き継がれるイースの続編よりも”新鮮さ”ではこちらの方が高いような気がするのです。

 

□評価すべきか(2003.07.03)
 

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 イースVIの発売日&恒例の初回特典も決定し、ファルコムファンの期待度は未だ見ぬイースVIに集約されてきた。ファンページとして公開しているうちも連日、イースVIとアークトゥルスの情報需要による大幅なアクセス増加が見られ、うちを含むファンサイト界隈も何かと活気づいてきたような気がする。とにかく、活気があることは良いことだ。ファンからもアンチからも見放された時が、そのブランドの終着点であるが、ファルコムはまだまだ元気があってよろしい。

■特典の種類

 さて、今回の焦点はイースVIの初回特典について。前日公開されたイースVIオフィシャルページには、先着6万人の限定特典として過去のシリーズ1〜5をEGGエミュレーター化してパッケージしたものを「イース大全集」と称して封入、さらに予約者3万名限定で「イーススーパーコレクション〜オールアバウトファルコム」(1994年に発売されたビデオの復刻タイトル)というDVD-VIDEOが追加される、と記載されてる。全てが全て、過去の偉業に頼ったアイテムなのは寂しい所である。

感情的に言わせてもらえば、こんなの不要。ゲームのみで勝負せい!
イースVIを語るにも、わざわざ過去のシリーズの名前を持ち出さなければならないのは、悲しい限りである。アンチのみならず、ファルコムの商売方法があちこちで良く思われていないのは、ゲームの質は別問題に、ゲームの捉え方その物に問題があるような気がするのだ。うまく言い表せないが、ゲームが優れていても、それに添えられた無神経なコメントや抱き合わせ特典がゲームを台無しにしている、ような。
今回のやり方も「あこぎ」かもしれないが、ぐっと堪えて、旧シリーズプレイの機会を提供したことは誉めるべきである・・・と僕は考える。(ただし、ある程度ファルコムから距離を置いている人間が見たらやはり、それは、良いやり方には映らないだろう。)

■連作として・・・

 6万本(更に限定して3万本)と言う数値は、旧・イースファン層を満たすには充分に足りるものであり、「かつてのファンで、最近のファルコムに見限っていたがイースはやっぱり好き」といった潜在的なイースファン、年齢的にも20代後半から30代以降、ファルコム黄金時代を支えた世代を考慮すると、プレイヤー層の広さは想像以上である。彼らの財布を動かすに、シリーズ1〜5のエミュは余りにも強力なパンチであることは間違えない。

 そもそも、「イースVI」を売り出すのに、過去の”イースシリーズ”を引っ張り出す必要があるのだろうか?初出が1987年、現段階での最終作Vが1995年、そのブランクはあまりにも大きい。8ビット時代の過去の遺産を特典として付けられても、喜ぶのは旧来ファルコム(イース)ファンがほとんどであるだろうし、新たにイースに触れる世代には嬉しいものかというと果たしてそうではないような気がする。
ふぁるこむ離れが深刻な過去のイースファンを特典で引き戻し、なおかつ、ターゲット層は幅広く持つ。(ソーサリアンオリジナルと対極)幅広いシェアを誇るイースだから出来る業か…。

特典で考えられる点が一つある。新しくゲームに触れる人たちが、イースVIを快適に遊ぶのに、シリーズ1〜5で前勉強が必要というのは実にナンセンスな話だということだ(それこそ、ガガーブトリロジーのような連結型ストーリーである)。予め1〜5で物語を補完する必要があるとしたら、それはファルコムの「イースVI」での説明&描写不十分であり、つくり手としては最低のレベルということになる。そうではないと信じたいが、連作の色が濃いので、『そんな事、シリーズのファンならば知っていて当たり前』な差が出てしまうと思われる。

■意図したリメイク企画?

 過去のシリーズを持ってきたのでは、これまでの堂々めぐりだ。結局、エミュレーターでパッケージングしようとも、別バージョンであるPC-E版イースシリーズを求める声、それらの再リメイク、特にイースIVはファルコム謹製のものが存在しないため、イチから作り直してほしいなど、リメイクを求める声は想像以上に多い。せっかく、ファルコムの新作路線が軌道に乗り始めてきたのに、また、リメイク路線に戻ってしまう事も考えられる。特に、オフィシャルBBSの連日のリメイク要望の書き込みの多さは、停滞の原因を知っていながらも、リメイク路線へ戻る事を心から願っているようにも見えてこないだろうか?

 こういった過去のゲームを全タイトル収録するような特典の意図するところは、残念であるが、
「イースシリーズの総エターナル化をファンに呼びかけるところにある」、のではないだろうか?
ダイナソアReのような、BBS書き込みから誘発されて開発に至ったという前例があるだけに、この仮説は変な所で信憑性を持ち併せているような気がする(笑い)。
イースVIを含め、公開されている新作続編は四つ。それらの後がまとして、III以降のエターナルのプロットが既に用意されているとしたら、ファルコム侮り難し、である。


□”ナピシュテムの匣”は俺の救世主?(2003.06.24)
 

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 「そろそろキラータイトル投入を行わないとマズいんでないかな?」などと、よからぬ憶測を立ててしまいがちですが、それも、2002年度の作品の殆どが不発に終わり、2003年度も二作品連続の海外移植作品・・・と、ここ二年のラインナップは、ファルコムという存在が霞んで消えるほど充足感が無い物ばかりであったからだと思います。この文章は僕の主観に近いですが、先日、”ふぁるこむ電波アンテナ”という更新チェックページを作って、そこから70近くのファンサイトを巡っても、活気の無さは明らかに目に見えたものでした。その活気の無さが、リメイク続きな姿勢に飽き飽きしたのか、単にファンがファルコムを見限っただけなのか、量りかねます。

 2002年・2003年の作品の不発を、ファルコムファンを派閥化して例えてみよう。ファルコムファン派閥はおおまかに、イース層(エターナルから)・ガガーブトリロジー層・そしてPC88,98時代からのファン層と分けることが出来る。規模はガガーブトリロジー層が圧倒的に多く、それに準したファンサイトも圧倒的に多い。(Windows環境のゲームの中でも特に影響力の大きかったゲームだからね。)
当然、各派閥によって好むゲームの違いは千差万別。≪ダンジョン型RPGが嫌い≫とか≪シミュレーションは嫌い≫と各々の好き嫌いが発生するモノなのだが、こと【イース】にかけては、その好き嫌いの差が少ないような気がするのだ。【イース】自体、コンシューマー進出をはじめ、多くのユーザーの知る所であり、やや大衆向けの作風だからかもしれない。

 ある程度のファンを自認する人間ならば、イース・スルー率が極端に減り、購入に至っているという恐ろしい結果が出ている。つまり、「イースIIエターナル」の時を思い起こしてくれ。この作品は、”ファルコム通販予約打ち切り”があったタイトルで、売上げも20万本に迫る勢いだった。・・・イースであれば、前評判云々抜きにして、ある程度のプレイヤーが稼げるのだ。更に、「イースであるから」こそ、ファルコムファン以外のゲームユーザーを大勢巻き込んでのシェア攻勢が行えるのも強みだ。パソコンゲーム界隈がやたらと騒ぎ立てる、「イース」とは何だろう?と、気になるユーザーもいるのではないだろうか。ゲームの前評判(出来は別として)、知名度、ファンの多さなどは目を見張る物がある。

 イースIIエターナルの時は、当時としては秀逸な出来のアニメチックなムービーをはじめ、大規模な店頭PR、DVD-ROMメディアの普及&DVDビデオの需要・・・と、好条件が幾つも重なって成立した「必然の結果」だったが、その時と今とでは全然違っている。それでも、イースであるからこそ、そのネームバリューもあって、プレイユーザーの幅はかなりのものになると安易に予測できる。パソコンゲームに触れたてのユーザーをも巻き込めるかもしれない。

 今回の「イースVI公開」で、ファルコム周りがやたらと楽しくなってきた。パッと光明が差したような感じだろうか?イースシリーズは、どっちかと言うとファルコムゲームの中で好きな部類ではないが、それでも期待してしまうのはやっぱり、ファンなんだからだろうね。イースVIを皮切りに、未発表タイトルの新作が二本と、英雄伝説VIが待っている。リメイクは要らないが、新作は大いに歓迎したい。
 


 

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