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イース4 ゲームの解説

Ys4THE DAWN OF Ys / Mask of the Sun





ファクト&ダーム


*はじめに
PCエンジンとスーパーファミコン版。当時メジャーだった二つのゲーム機種に渡って発売された「イース4」を紹介します。
前者をハドソン、後者をトンキンハウス(東京書籍ゲームブランド)が制作し、発売された。
よって、後期イースシリーズの4&5は、コンシューマー(家庭用ゲーム機種)のみのタイトルと言うことになる。
別所に、「イース4」の企画について解説しているコラム”四社間のイース”がありますので、参考にしてみてください。




*メインとなるゲームシステム・・・
ゲームシステムは、二者ともほとんど同じ”体当たり方式”なので、まとめて解説することが出来る。
敵にぶつかる(すなわち攻撃を行う)時は、自分キャラを半分ずらして相手に当たる”半キャラずらし”を用いて敵を薙ぎ倒します。
イース2より導入された魔法の要素も忘れてはならない。基本的な攻撃魔法から、移動&補助の役にたつものばかりだ。スーファミ版では、シリーズ初となる”回復魔法”も導入されている。大量のMPを消費する物だが、それでも数回は使用できる。
”回復薬は少量”のシリーズお馴染みのゲームバランスを崩してしまう物なので、多用は禁物だ。
PC-ENGINE版は、イース2で登場した魔法とほぼ同じ物が用意されている。例えば、時間停止やシールド魔法などだ。一方のSFC版では、SFC版オリジナルとなる魔法が数多く用意され、異彩を放っている。装備する剣によって、使用することが出来る魔法が変化するのは面白い試みだ。

フィールド

*アクションの難易度
ボスバトルは難易度が高く、アクション性を要求される。特に、PCエンジン版のボスは、「ある一定の強さまでレベルを上げている」を前提に作られているので、シビアな強さを誇る。低レベルクリアを目指すならば、苦戦は免れない。
ボスは、原則的に魔法を用いて攻撃しないとダメージが与えられないタイプ、通常攻撃しか効かないボス、の二種類に分類される。
両社のイース4では、アイテムをボスバトル中に使用する事が出来るので、ピンチになったときの切り札として通用する。アイテムを使わないと対等の地位に立てないほどの強いボスもいる。アクションパターンは、共にシリーズの中でも多彩に渡る。一つのボスに数多くの攻撃方法が用意されていて、ボスバトルシーンはゲームの醍醐味の一つとなっています。

*物語説明
ストーリーについて簡単に説明したいと思う。
アドル=クリスティンが天空のイースを魔軍より開放した後の話しとなっている。
1・2の冒険を終えた直後のストーリーとしての位置付けがあり、フェルガナ(イース3)での冒険はこれより数年後となっている。
「セルセタの地」に何か異変がおきつつあることを感じ取ったアドルは、再び冒険に出ることを決意する。
エステリアより対面の大陸の港町、プロマロック。アドルの初めての冒険のきっかけを作った場所でも有る。
アドルは、港町より北に広がる樹海に足を踏み入れようとしていた・・・・・・

街

ゲームでは一切語られていないキャラクター、ノートンさん。アドルに冒険のきっかけを与え、進むべき指標を示してくれたひとだ。
SFC版イース4では、何の説明も無しにノートン&ビクセンが登場するので、面食らう人も多いだろう。
OVAイース序章、ファクトの章&イース エターナルの説明書にしか登場シーンが無いのはあんまりだと思うのだが・・・
今まで、彼の存在を知らずにイースシリーズを触ってきた人は、”何故アドルが冒険を決意したのか”を知らないと思う。全ては、イースエターナルの説明書のストーリーで語られているが、あくまでこれは「裏設定」なのだ。僕個人的に、アドルの決意を描いたショートシナリオを用意してくれれば、キャラクターに感情移入が出来たのではなかろうか?



↑PC-ENGINE版・イースWにはオープニングが二つある。ひとつ目は、電源を入れるとオートで流れるオープニングで、もう一つは、物語の序盤に入るオープニングだ。全編に使用されている米光 亮氏編曲の生録音によるファルコムミュージックは、発売より八年以上が経過した現在であっても、全く色あせる事無くファンの間では「普遍の名曲群」として語り継がれている。


素材集・イースマテリアルコレクション2のイース4初期企画書を読んだところ、スーファミ版はファルコムが作った企画書のとおりにシナリオを制作していたのが分かった。原案に近いイース4はスーファミ版である。ともにベースとなっているストーリーは、ファルコム版プロジェクトより流用している模様だが、詳細は不明。ファルコムが監修したかどうかすらも今となっては有耶無耶となっている。

パソコンゲーム臭さがある、スーファミ版。一方、ド派手な色使いが目に悪いPCエンジン版。いかにも”天外魔境を作っていました”的なノリだ。「サウンドのみ」が高く評価されている、困ったゲームだ。