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「ファルコムクラシックス」でふり返る日本ファルコムの歴史
パソコンゲーム界で絶大な人気を誇るメーカー、日本ファルコム。そのファルコムが80年代に発売した名作ゲーム3作品が、ひとつのタイトルとしてサターンで蘇る!その名も「ファルコムクラシックス」である。
日本ファルコムを知っていますか?
老舗ゲームメーカーといえば、皆さんはどこを連想するだろうか?おそらく一般的には、セガやナムコなどのメーカーを挙げる人が多いだろう。だが、パソコンゲームユーザー、とりわけ80年代から遊び続けている人ならば、日本ファルコムの名前を真っ先に挙げるハズである。
日本ファルコムは、ゲーム業界黎明期の1981年に設立され、翌年に第一作のパソコン用ゲームソフトを発売した。それ以降、プラットホームをパソコンに定め、数々の名作を発売し続けてきたメーカーである。もちろんコンシューマーにもファルコムのゲームは多数移植されているが、ほとんどは他社からの発売が多い。したがって、プレイしたことはあってもそれがファルコム作品だということに気付かない人も多いようである。さらに、知らず知らずのうちに、ファルコム作品の影響を受けたゲームを遊んでいるという事も少なくない。今でこそ当然だが、アドベンチャーゲームで、グラフィックを瞬間的に表示させるという方法を初めて実践したのはファルコムであるし(それまでは、いちいちグラフィックをその場で描いていたのだ!)、アクションRPGというジャンルを作ったのもファルコムなのである。
ゲーマーならば、この日本ファルコムという会社とその作品は是非とも知っておかねばならないだろう。そのためには、今回発売された「ファルコムクラシックス」をプレイするのが一番である。

選び抜かれた3作品が、いま甦る!
真の名作は風化しないものである。
さて、今回、日本ビクターより発売されるセガサターン用ソフト「ファルコムクラシックス」に収録されているのは、「ドラゴンスレイヤー」「ザナドゥ」「イース」の3作品である。名作ぞろいのファルコム作品群の中でもひときわ抜きんでたタイトルばかりである。
まずは「ドラゴンスレイヤー」。これは、アクションとRPGを初めて融合させた作品で、アクションRPGというジャンルはこのソフトから誕生したといってよい。
次に「ザナドゥ」。これは「ドラゴンスレイヤー」の続編にあたる作品で、サイドビュー視点を取り入れた”迷宮探索型アクションRPG”である。しかも、パソコンゲーム史上空前絶後の45万本以上をセールスした怪物作品。現在もこの記録は脅威といえるだろう。
そして、もっとも知名度が高いであろう作品が「イース」。今回収録されたのは、現在5作まで発売されているこの人気シリーズの記念すべき第1作。キャラクターを前面に押し出し、ストーリーを重視した内容は、その後のRPGに与えた影響は大きい。これらの作品が、オリジナルに近い形で移植された”オリジナルバージョン”と、今風にアレンジされた”サターンバージョン”の2種類ずつ収められている。当時、遊んだ記憶のあるファンには、たまらないシチュエーションのはずだ。
次はコレを入れてくれ!
ここまで見事に、過去の名作を復活させてくれたからには、当然ほかのゲームの復刻も期待してしまうのが人情だろう。”2”が発売されるかどうかはまだ未定のようだが、発売されるのならば、ぜひとも入れてほしいゲームがある。
まずはかかせないのが、「イースU」。「イース」と「イースU」はもともと1本のソフトとして発売する予定だったが、あまりにもストーリーが大きくなったためにやむなく2本に分けて発売されたという経緯を持つ。こうなれば、Uをプレイしなくてはなるまい。そして横スクロールアクションRPGの決定版「ソーサリアン」。ドラスレ3作目にあたる「ロマンシア」をプレイしたいし、隠れた名作ADV「アステカ」「太陽の神殿」なども魅力的である。是非ともお願いしますよ。
とにかく、名作ぞろいのファルコムゲームラインナップ。もうこうなったら、片っ端から「ファルコムクラシックス」に収録してもらいたい。というか、ぜひともしましょう!
MSX、FCのみで発売された「ドラゴンスレイヤーW」とか、3DRPGの「ダイナソア」などのマイナー系(失礼)にも光を! |
「ドラゴンスレイヤー」
アクションRPGの先駆者、ファルコムRPGの原点
伝説の魔獣、”三ツ首ドラゴン”によって盗み出されてしまった王冠。奪回命令を受けたキミは危険に満ちた迷宮へと足を進める・・・・・・。
「ドラゴンスレイヤー」は平面マップ型のアクションRPG。パズル的要素が強いのが特徴で、とくに1つしか持てないアイテム類をいかに使いこなしていくかがポイントとなる。攻略のためのヒントなどはなく、自分の頭を使って、広大なマップを攻略しなくてはならない。
ストーリーと呼べるものはほとんどないが、ただひたすらに迷宮探索に打ち込むという、極めてシンプルな内容だ。最近のごちゃごちゃしたゲームに馴れたユーザーには、これが新鮮に映るに違いない。
「ザナドゥ」
パソコン史上最大のヒット作
「ザナドゥ」の名を冠したオリジナルのタイトルはコンシューマでも発売済みだが、オリジナルの「ザナドゥ」が移植されるのは、今回が初めてのことである。
ゲームの目的は、迷宮を探索して伝説の剣”ドラゴンスレイヤー”を探し出し、キングドラゴン”ガルシス”を倒すこと。迷宮はいくつもの階層(レベル)に分かれており、基本的にはその階層のボスを倒すことで次の階層へ進めるというシステムになっている。キャラクターを成長させるよろこびが大きく、一晩中迷宮をさまよったゲーマーが後をたたなかった。当時は、巨大な迷宮のサイズと、(当時としては)巨大なボスキャラが、とくに話題を呼んだものだ。
「イース」
ファルコムの顔となった大作ソフト
「イース」は先の2作品とは対照的に、ストーリーを重視した作品。主人公アドルをはじめとした個性的なキャラクターが、練りこまれた幻想的な世界観と融合し、多くのプレイヤーを魅了した。
敵への攻撃方法は体当たりのみでアイテムも少なく、複雑な操作は一切ナシ。難易度も「ザナドゥ」などに比べればかなり低く設定されている。これらはストーリーに熱中させるための配慮。当時としては、この”見せる”というゲームコンセプトが極めて新しく、珍しかった。もうひとつ、「イース」を語るうえで欠かせないのは美しいBGMである。当時、ゲームのBGMといえば添え物的な扱いで、ほとんど重視されていなかった。その定石を打ち破り、純粋な音楽として聴くにたえうるBGMを提供したのがこの作品だったのである。これ以降のファルコムゲームのBGMは常に高い評価を得るようになっているのだが、現在でも最も好きなゲームの音楽として、原点である「イース」のBGMを挙げる人が少なくない。

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NOW&NEXT
「ファルコムクラシックス」で実現した夢のタッグ。その経緯とこれからの展開を2社に聞いてみた!
日本ファルコムインタビュー
クリア後の「達成感」を感じてください
---今回、収録されている3タイトルの制作秘話などがありましたらお聞かせください。
■サターン版では、どこをどう変更するかが非常に難しかったです。言葉で言うと、「簡単」にするのではなく「易しく」したかったので。アイテムを消えなくしたり、宝箱を開けるスピードをアップさせたり、緊急脱出を加えたりしました。でも”敵が無限に出てくる”とか、そういったバカげた変更はしていないので、安心してプレイしてください。
---サターン版で初めて3作品に触れるユーザーにひと言お願いします。
■3作品とも今では絶滅に近い、”ハマリ”のあるゲームです。真剣にゲームをプレイしなければ、エンディングを見るのは困難です。しかし、それだからこその「面白さ」であり、ゲームをクリアした後の「達成感」を感じていただけると思います。
---今後、日本ファルコムさんから発売されるタイトルは?
■今年の年末に「ヴァンテージマスター」というウィンドウズ95専用のタイトルが発売されます。また、来春には同じくウィンドウズ95専用ソフトとして、「イースエターナル」「ブランディッシュ4(仮)」「英雄伝説X(仮)」なども予定しております。「英雄伝説」シリーズのサターン版、プレイステーション版などの発売もあります。あとは・・・・・・極秘のものもいろいろとありますので、楽しみにお待ち下さい。
(日本ファルコム)
日本ビクターインタビュー
もし続編があるならば、次は「イースU」を入れたい!
---今回、日本ビクターさんから「ファルコムクラシックス」を発売する事になった経緯は?
■私はもともとファルコムさんのファンでしたので、一度、お伺いしたところ、昔の話で盛り上がっちゃいまして。じゃあ、提携を考えましょう、という話に。タイトルはファルコムさんに選択していただきました。
---今後、「ファルコムクラシックス」をシリーズ化する予定はありますか?
■「ファルコムクラシックス2」が出るかはひとえに「1」がどれだけサターンユーザーの方々にうえるかどうかにかかっています。もし続編があるとすれば、少なくとも「イースU」は入れたいと思っています。
---続編があるとしたら、ユーザーの人気投票などで「〜クラシックス」入りすることはありますか?
■なるべく皆さんの要望の多いソフトを出したいと思っています。私もある意味、昔からのユーザーなもので(笑)。
---サターン版で初めて3作品に触れるユーザーにひと言お願いします。
■CD-ROMの大容量と32ビット以上の高性能化で、最近は視覚的にもハデなゲームが多く発売されるようになってきました。無論、それはそれとして、私も毎日楽しんでいるのですが、やはりゲームの肝となる部分は、ゲーム性〜ゲームをゲームたらしめているところだと思っています。その点においては決していまのゲームにも負けていないと思いますので、是非プレイしてアンケートはがきを送ってくださいね!
(日本ビクター/中村 幸一郎)

ファルコムクラシックス
発売中
日本ビクター
5800円
ETC/ロールプレイングゲーム
CD-ROM
1人プレイ/
初回限定版:6800円 CD-ROM×2
最終更新 02/03/28 18:02:01
(C) 1997 VICTOR COMPANY OF JAPAN, LTD. NIHON FALCOM CO.
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