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月影のDESTINY
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Co.,Ltd.
2003 Nihon Falcom Corporation
Made In Japan
CONTENTS
「月影のDESTINY」トップページ
イースV設定資料集
海外プロデュースって何?
ファルコムの海外プロデュース第二弾
ゲーム製作スタッフ一覧
ファルコムの海外プロデュース第二弾
テキスト作成:2003年2月18日、修正:3月30日
1999年、「英雄伝説V海の檻歌」とほぼ同時期に発売された「西風の狂詩曲」(正式邦題は、創世記外伝・西風の狂詩曲)につづく、ファルコム社のアジア圏作品のローカライズタイトル第二弾がこの「月影のDESTINY(デスティニー)」である。日本ファルコムオフィシャルウェブでは、アクションパートを切り抜いたスクリーンセーバーが公開されており、そのド派手な動きに作品のアクション性の高さを垣間見ることが出来る。
「月影のDESTINY」先渡し予約特典発表
3月27日に発売が決定した「月影のDESTINY」。その無謀ともいえる「先渡し予約特典」なるものが発表された。その中身は、1995年末にスーパーファミコンで発売された日本ファルコム純正の「イースV〜失われた砂の都ケフィン」とそれのアレンジアルバム「イースV
オーケストラヴァージョン」(編曲:寺嶋 民哉)である。(そういえば、英雄伝説IVの時も、寺嶋氏のアレンジCDが特典として使いまわされていたな・・・。)これは期間内に予約された人が、ゲーム発売に先駆けて入手できるモノである。いっぽう、ゲーム本体の特典は「オリジナルサウンドトラック・月影のDESTINY」が封入されるとの事。
先渡し予約特典とは?
ゲーム発売前のキャンペーン期間内に、ファルコム公式サイトの通販コーナーかもしくはファルコム商品取り扱いのPCショップにて予約を行うと貰える特典の事である。ファルコム通販ならば、二月末までに郵便にて特典のみが配送される仕組みで、PCショップならばゲーム購入時に同時に手渡し形式になる。これと似たキャンペーンが、2000年の「ソーサリアン・オリジナル」のイラスト&ミュージックCDであり、発売日前に店頭受け渡し企画を実施していた。

参考:「イースV:失われた砂の都ケフィン」(1995年
スーパーファミコン 日本ファルコム)
何故今ごろになってイースVなのか?
イースVとは、1995年末に発売された日本ファルコム社純正のイースシリーズ作品である。ファルコム・コンシューマー開発タイトルとしては、「風の伝説ザナドゥI、およびII」「ぽっぷるメイル(SFC版)」に次ぐ第四作目であり、当時のキャッチコピーには「スーファミで最後で最初のイース」と記載されている。イースVには、ゲーム初期設定資料なるモノが存在しているが、ゲームは必ずしもそのとおりに作られたわけではない。むしろ、初期資料で描かれたヴィジュアルが大幅に簡略化された節が見受けられる。(ドギの不参加、原住民の生活圏の描写など)
さて、イースVのEGG版エミュレーターソフトをわざわざ全く関係の無い「月影」の特典としたのか?それも、サントラCD「ミュージック・フロム・イースV」の特典ブックレットであるゲーム本編とかみ合わない初期設定資料までもを小冊子として同梱するあたり、イースVを今ごろになって持ち出し、正当な作品(ニュアンスが悪いが、イースVは当時からのファンの多くから「ファルコムオフィシャルであるに関わらず、アン・オフィシャル的な扱い」をされている事を付け足しておく。)であることをファンにわざわざ再度認識させようとしているのだろうか?
月影のDESTINY・通販予約先渡し特典である「EGG版・イースV失われた砂の都ケフィン」。1995年末に発売されたものの、既にスーファミ退廃期であり、多くのゲーム・ユーザーはプレイステーション又はセガサターンへとプラットホームを移そうとしていた。当然、ゲーム売上げも伸びず、当のファルコム自体もイースVは無かったもののような扱いをし続けてきた。そんなイースVが今ごろになってヒョッコリと顔を現すのには何か理由があるのでは?と疑わずにはいられない。
ファルコムとしてもお払い箱同然の扱いを続けて来たイースVが付属されるのか?イースI・II完全版、海の檻歌クソゲー騒動、ジェノサイド事件などを見てきた自分は、ファルコムを素直な視線で見ることなど出来ないが、懐疑心等は一切抜きにして、好意的に解釈すると、 《SFC版で発売されたイースシリーズ最後の作品です。現在製作中のイースVI(仮)で描かれるアドルの新しい冒険に深く繋がるとの情報も?!イースVI(仮)をより楽しむためにもぜひプレイしておこう!》 、の言葉どおり、ゲーム・イースVのエンディングでサンドリアの港を後にしたアドルが南下した旅路が、シリーズ通算6作目のイースVIであると考える事が出来る。
冒険歴順に書くと、イースI・IIでエウロペ地方のプロマロック〜エステリア「冒険書:イース失われた古代王国」、イースIVでプロマロック〜セルセタ地方「冒険書:セルセタの樹海」、イースIIIでフェルガナ地方「冒険書:フェルガナ冒険記」、そしてイースVでアフロカ大陸・サンドリア地方「冒険書:砂の都ケフィン」・・・・・と、冒険の舞台が南方へと移っているのが分かるかと思う。南下を続けるアドルの次なる冒険、すなわち『イースVIへの予習と復習にしてほしい』、というのが好意的な解釈である。

[イラスト:イースIV時点におけるワールドマップ草案]
多くのファルコムプレイヤー諸氏は、少なからず、この突発的な「先渡し企画」に何かしらの懐疑心を持っていると思う。それについての追求は、今全ての応えを導き出すのではなく、月影発売〜イースVIのカタチが具体的になってきてからでも遅くは無いと思う。(僕自身、不満点が多いのだが、今の限られた情報の下では意見が難しいのです。)
ただ、「月影」単体では、ファルコムファンに対してもそれ以外のゲーム・プレイヤーに対してもセールスポイントが弱いことの裏付けになっている事だけは読み取れます。その為の付加価値として、全く関係の無い「イースV」を持ち出す神経は疑いますが、そうでもしないとファルコムブランドが送るアジア系移植作品のネーミングだけでは売り物に出来ない状態であるのです。
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