Dinosaur Encyclopedia2003

 
 

ダイナソア・エンサイクロペディア2003

DINOSAUR ENCYCLOPEDIA 2003

シナリオチャート「裏」:魔道士ダリウス

 

アーケディア城四階

マップナンバー「1」
《これより 魔道士の塔に続く道
許しなくして立ち入ること あたわず》

と扉に書かれている。

マップナンバー「2」
扉には
《いかなる者の立ち入りも禁ず ダリウス》
と書かれている。

マップナンバー「3」


青い炎が燭台に灯され、光を放っていた。

(ヒース)
この炎・・・あの地下で見た炎と似ていますね。

マップナンバー「4」
床に何か輝く物が落ちている。
どうやらサークレットのようであった。
それは宝石と見事な装飾で飾られていた。


ヒルダ:
わあ、きれいなサークレットじゃないか。
こりゃ大したお宝だよ。

ヒルダがサークレットに手を掛けた瞬間、
鋭い音と共に電光が放たれた。
ヒルダは悲鳴を上げ、サークレットを放り出した。


ヒルダ:
・・・っつう、何だよこいつ!

ルオンはしばらくそのサークレットを見つめ、
それからおもむろにを手を伸ばした。
サークレットはルオンの手に収まった。


ヒルダ:
ちっ、何だよ。美女よりそっちを取るのかよ。
・・・ったく、見る目のないサークレットだね。
どうせ安物だよ。

ルオン:
・・・・・・・・・・・・・・・・
なに、大したことではありません。
これは私が持っていて構わぬということですな。

【サークレット】を手に入れた。

マップナンバー「6」
扉にはこう書かれていた。

《扉を開け 御身を統合の地へと運ばん》

マップナンバー「7」
扉にはこう書かれていた。

《扉を開け 御身を橋渡しの地へと運ばん》

マップナンバー「8」
扉にはこう書かれていた。
《扉を開け 御身を始まりの地へと運ばん》

マップナンバー「10」
扉の前に立った時、
アッシュは頭に刺すような痛みが走った。
何者かの声が、遠くから呼びかけて来た。




勝利が欲しかろう。勇者としての名が欲しかろう。
何も恥じることはない。
お前はそれらを受けるべき者。
我を解き放て。緑の封印を去らしめよ。
我と共に、怠惰なるこの世に
あの生命の叫びを、呼び戻そうではないか。


声は頭の中で頭痛と共に踊り回り、
ようやくその声から解放された時、
アッシュは前身にひどい疲れを感じた。


マップナンバー「5」

部屋の片隅に杖のような物が立て掛けられていた。 
アッシュは、それと同じものを、 
どこかで見たような気がした。
ルオンは当然のようにその杖を手にした。
何の抵抗もなく杖はその掌中に収まった。
だが杖を握り締めた瞬間、ルオンの表情が変わった。



ルオン:
私は大魔道士ダリウス。
我が神の呼び声に応え、眠りより目覚めたる者。
・・・汝らの仲間は、我が器として選ばれた。

ランディ:
なにとち狂ってるんだ、ルオン。
悪ふざけもいいか加減にしたらどうだ?

ルオンに触れようとすると、
その体から電光がほとばしった。


ルオン:
愚か者が・・・なれなれしく我が身にに触れるでない。
我は間もなく我が神の力を得、
この世に君臨する王となるのだから。
汝らの役目はもはや終わった。
後は我が力で復活の儀を執り行うのみ。
汝らには、新しき冒険の場を与えてやらねばなるまいな。

ルオンが大きくと手をかざした。
するとアッシュたちの足元に大穴が開き、
アッシュたちは暗黒の中へと吸い込まれた。


次元迷宮

マップナンバー「1」
気がつくと、アッシュたちは
生まれてこの方見たこともない場所に立っていた。


ランディ:
お星さまキラキラか・・・
畜生、あのくそ坊主め。
タチが悪いのは知ってたが、ここまでするかよっ。

マップナンバー「2」
暗がりに、白い影のようなものが見えた。
どうやらそれは、人のようであった。


マップナンバー「3」
そこには、温和そうな男が
目を細めて立っていた。
男はにっこり笑い、話しかけてきた。



ラスムス:
ほうほう、驚いた。お客が見えるとはな。
わしの名はラスムス。しかし珍しいことよ、
このような所に、他の者が来るとは思わなんだ。

ランディ:
珍しいも何も、仲間がいかれちまったのさ。
自分のことを大魔道士ダリウスだとかほざきやがって、
挙句の果てがこのザマだ。

ラスムス:
・・・ダリウスだと? あの魔道士め、
しぶとく生き延びておったのか。

ヒルダ:
あんた、ダリウスってのを知ってるの?

ラスムス:
ダリウスとは我が終生のライバルよ。
わしがここにおるのもあやつの仕業。
不覚にも、奴の策にはまってしまったため。

ダリウスは王をそそのかし、いにしえの
荒ぶる神のひとりを召喚しようとしておった。
いかなる者にも力と栄光と勝利を与える神。
だが、あまりの気性の荒さゆえ、
古くよりその召喚は禁断とされ、
僅かな者を除き存在すら知らされてなかった。
王は、あまりにもお若かった。
そこへ、あのダリウスめがつけこんだのだ。
その後の災難のことは・・・
この異次元にあっても、かすかに感じておった。
ユーレイルの姫も、おかわいそうなことをした。
ダリウスが蘇ったのが事実であれば、
再びあれの復活を試みよう。
この場にいることが、今改めて口惜しい。

ヒース:
アッシュさん。ラスムスで思い出したんですけど、
ラスムスの間って所で拾った鏡がありましたよね。
もしかして、この人の物じゃないんですか?

アッシュはラスムスに鏡を差し出した。
するとラスムスの瞳に輝きが増した。


ラスムス:
・・・その鏡は、まさしく我が力を宿した鏡。
おお、何という導きであろう。
これがあれば、現世へ通路を渡すことができる。
現世へ戻るがよい、旅人たちよ。
困ったことがあらば、知識の間のマイスターを
訪ねるが良い。色々と助言してくれよう

ランディ:
待ちな、じいさん。
あんたはどうするんだ。

ラスムス:
わしのことは案ずるな。
ザムハンが滅びた時、わしもまた死んだのだ。
だが、わしはもはや王を恨んではおらぬ。
あれは来るべくして来たものなのかも知れぬ。
だがこの先を決めるのは、お前たちだ。
そのこと、しかと心にとめよ。アッシュ。

ヒース:
あの、ひとつだけ聞きたいことがあるんです。
ダリウスって人に体を乗っ取られた人は、
・・・もとに戻れるんですか?

ラスムス:
案ずるな。人の中にある意志とは強固なもの。
もし仲間を取り返したくば、ダリウスの中の
仲間に、語りかけるのを忘れぬことだ。

そう言うとラスムスは鏡を手にし、
ひとしきり何か呪文を唱えた。
すると鏡が向けられた方向に
まばゆい光が現れた。その光は、
あっという間にアッシュたちの体を吸い込んでいった。


(*城一階、ラスムスの間にワープします)

アーケディア城一階

ランディ:
後ろの鏡には見覚えがあるぜ・・・城の一階だな。
どうやら、戻ってこれたみてえじゃねえか。

アーケディア城四階

マップナンバー「12」
〇「10」地点でのイベントが終わった後

ランディ:
よぉアッシュ。もし魔道士に乗り移られた
あのくそ坊主が襲いかかってきたら、
お前ならどうする?

ヒルダ:
そう言うあんたはどうなのさ、ランディ。

ランディ:
俺か? ・・・さあな。
あいつにはつもる恨みもあることだし、
案外と、ばっさり殺っちまうかもな。

アーケディア城三階:北東の外壁
扉にはこう書かれていた。
《大魔道士の塔 立ち入りを固く禁ずる》

ランディ:
なにが大魔道士だ。このランディ様が、
分相応って言葉をその体に教え込んでやるぜ。

ダリウスの塔一階

マップナンバー「1」
聞き覚えのある声が、響き渡った。

声:
あの迷宮を抜け出したというのか。
だが、今は汝らの相手をしている暇はない。
しばしの間、我がしもべとたわむれているがいい。

戦闘
オーケイム×8体

ランディ:
間違いなく、あのくそ坊主の声だったな。

マップナンバー「2」
扉には、
《これより先 施政官以外の立ち入りを禁ず》
と書かれている。

マップナンバー「3」
外壁の先は崩れており、
足元から風が吹き上げてくるばかりであった。


ダリウスの塔地下一階

マップナンバー「1」
扉には

《知識の間へ通ず 施政官の許可なく通るべからず》
と書かれている。

アーケディア城東館二階

マップナンバー「1」
扉にはこう書かれていた。

《知識の間へ 通ずる》

マップナンバー「2」
部屋には台座が置かれ、その上に何かが乗っていた。
アッシュはそれが人の首であることに気づいた。
首はゆっくりと目を開き、こちらを見つめた。



(マイスター)
ようこそ、勇敢なる旅人たちよ。
お前たちのことはよく知っておる。

ランディ:
生首に知り合いはいないはずだがな。
何だ、お前は。

(マイスター)
わしの名はマイスター。知識の間の管理人じゃ。
わしの頭の中には、
あらゆる知識が詰まっておる。

ダリウス相手にてこずっているようじゃな。
あの男、サークレットに自らの魂を入れ
あの厄災を逃れたと見える・・・

ヒース:
マイスター・・・って言いましたよね。
ラスムスさんから聞いたんです。
知識の間のマイスターに会えって。

(マイスター)
ラスムス・・・あの男、無事であったか。
わしの知識の届かぬ次元へ行き、
その後の身を案じておったが・・・
ラスムスとダリウス・・・
あの二人は、わしの弟子じゃった。
二人で力を合わせまつりごとを行えば、
ザムハンの繁栄は続いたであろう。
だがダリウス、あの男にはそれができなかった。
あの男は己の力におぼれ、己のために力を使った。
そしてわしの書庫より魔道書を持ち出し、
多くの民の犠牲の上に禁断の召喚を・・・

マイスターは深く溜息をついたが、
気を取り直したように再び顔を上げた。

(マイスター)
ラスムスの信用を得た者であれば、
知識の間の扉を開いてもよかろう。
言っておくが知識の間に形あるものはない。
だが、求めるものは得られるじゃろう。
それはこれよりの道に必要となるはずじゃ。
行ってみるが良い。
なにか困ったことがあればまた寄るがよい。
もとはと言えば、弟子の不祥事がことの起こり。
助力は惜しまぬ。

〇二回目の会話
部屋の中にはマイスターの姿があった。
マイスターは目を開き、
ゆっくりとした口調でアッシュたちに話しかけた。

(マイスター)
知識の間へは足を運んだのか?
まあ良い、いずれ必要となることじゃ。

アーケディア城東館一階

マップナンバー「1」
その部屋の中に入った瞬間、アッシュの頭の中に、
何かが語りかけてきた。

声:
私は力を授ける者。
マイスターの許しを得てここに来た者なら、
助力が必要なのでしょう。
もしそれを手に入れたくば、条件があります。
ひとつはこの契約を他人に口外しないこと。
そしてこの力を受ければ、
あなたはひとつの苦しみを知るでしょう。
それがどのような形で現れるかは分かりません。
それを受け入れるかどうかが、もうひとつの条件です。

≪条件を呑む≫

アッシュは、手にしていた剣が
次第に熱くなっていくのを感じた。


アッシュは我に返った。

ヒルダ:
何をぼんやりしてるの、アッシュ。
昼寝にはまだ早すぎるよ。

マップナンバー「2」
アッシュは、ランディがどこか遠く一点を
凝視しているのに気づいた。


ヒルダ:
なんだよランディ、恐い顔しちまってさ。

ランディ:
あ・・・ん? そうか。
思わず見とれちまっただろう? ヒルダ。

ヒルダ:
はん。どうせまた、
女のことでも考えてたんだろ?

マップナンバー「3」

ヒルダ:
なんだよ、どういう意味だよ、それ。

ヒース:
うわっ、びっくりしたなあ。もう。
どうしたんですか、ヒルダさん。
いきなり大きな声出して・・・

ヒルダ:
・・・あ、いや・・・なんでもないんだ。
気にしないどくれ。

マップナンバー「4」
アッシュは、ヒースがごく小さな声で
こう呟くのを聞いた。


(ヒース)
・・・そんなこと・・・
僕にできるんでしょうか。本当に・・・

マップナンバー「5」
時の書庫
扉は固く閉ざされている。


アーケディア城東館一階
マップナンバー「2」
〇知識の間へ行った後

部屋の中にはマイスターの姿があった。
アッシュたちを見つめるその眼差しは、
どこか安堵したような様子であった。

(ヒース)
あの・・・聞いてもいいですか?
ひとつだけ、入れない部屋があったんです。
あの部屋には何かあるんですか?

(マイスター)
あの部屋には一冊の本が収められている。
この世の全てを知り、
そして常に書き換えられている本じゃ。
あの部屋に人が入る時・・・
・・・いや、時がくればお前たちも
あの部屋の意味をおのずと知るじゃろう。

〇もう一度話す
部屋の中にはマイスターの姿があった。
マイスターは ッシュたちの姿を認めると、
ゆっくりとした口調で語った。


(マイスター)
おかしな話だと思わぬか。
わしは生前に得た知識をそのまま後世に残すため、
死の際にこのような体となった。
今となってはそれが口惜しい。
体さえあれば、今よりもお前たちの役に立つことが
できたかも知れぬと思うとな。

ダリウスの塔二階

マップナンバー「1」
扉は固く閉ざされている。

〇知識の間を訪れた後

ヒルダ:
・・・待ってよ。
出番が早すぎやしない?

アッシュは、ヒルダがそう呟くのを耳にした。


ヒルダ:
仕方ないね、どうやらあたしの出番みたい。

ヒルダは、ほんの少しだけ扉に触れたようだった。
すると扉は白い光を放った。


ヒルダ:
開いたよ。さっ、先に進もうじゃないか。

ヒース:
凄いなあ。ほとんど扉に
触ってないように見えたけど。

マップナンバー「2」

扉は固く閉ざされている。


ヒルダ:
あたしに貸してみな。
今のあたしは、最高にさえてるんだから。

そう言い、ヒルダが扉に触れた瞬間、
青白い電光が空中を走り、
ヒルダはその全身を大きく震わせた。
苦痛の中、
ヒルダは無理やり笑顔をつくり、呟いた。


ヒルダ:
ちえっ・・・参ったな。
・・・初めに言えってんだよ。運は、一度きりだってさ・・・

ヒルダはゆっくりと地に崩れ落ちた。
その体は塵となり、跡形もなく消えた。


ランディはこぶしを握りしめ、その場にしばし立ちすくんだ。

ランディ:
・・・ふざけやがって。畜生め・・・畜生・・・

マップナンバー「2」

その時、アッシュたちの背後で扉が閉まるような音が響き、
部屋中にあのルオンの声がこだました。


声:
ねずみ取りにねずみが引っかかったようだ。
復活の儀式の準備が整うまで。そこにおるがいい。
汝らの血を、新たなにえとして捧げることにしよう。

扉は固く閉ざされている。

ランディは、しばらく考え込むように
その場に立ちすくんでいたが、突然アッシュに背を向けた。


ランディ:
・・・よう、アッシュ。
最初に断っておくが、俺はあのくそ坊主に
負けたわけじゃねえ。
むさい男と、ひからびた死体になるなんて
俺様の美学が許さないだけのことさ。
ヒース、お前もよく覚えておきな。
本当に力のある奴ってのはな、
ここぞという時に力の出せる奴なんだぜ。

その声と共に、アッシュは背後から
まばゆい白い光が溢れ出すのを感じた。


ヒース:
・・・アッシュさん、後ろを見て下さい。
ランディさんがいませんよ!
それに・・・ほら。

振り向くと、
そこにあったはずの壁が消え、通路が続いていた。


ダリウス塔三階

マップナンバー「1」
アッシュが部屋に入った途端、部屋の扉が閉まった。
ふと見ると、一緒にいたはずのヒースの姿がなかった。
目の前に何かが現われた。
アッシュは、それがルオンであることに気づいた。



(ルオン)
戦士よ、もっと利口になることだ。
汝は神に選ばれ、このザムハンに来たのだ。
神は汝の声に応えられたのだぞ。
ヤール王など、神の力を受け入れるには
しょせん器が小さすぎる男・・・だが汝は、
女に溺れるような男ではあるまい。
この腐り切った世のさま、汝も見知っておろう。
古き伝えは西から来た民によって汚され、
猛々しき我らの民も、戦いを忘れ怠惰な生を貪っておる。
神はこの腐敗した世に罰を与え、
そして古き良き時代を蘇らすだろう。
アッシュ。汝の望む時代が、再び訪れるのだ。
アッシュよ、この私と手を組まぬか?
我々が争ったところで、何の得がある。
我が神は、汝の望むことを成そうとしておられるのだ。

〇「ことわらない」を選んだ場合
ダリウスの笑い声が、アッシュの頭を掻き乱すように響いた。


(ルオン)
では、望みを叶えてやろう。
汝の魂は炎となりてカンテラの内に灯り、
暗き闇の中、神への道を示すだろう。
そしてお前の血は、蘇りし神に力を与える。
喜ぶがいい。 
汝は神の一部となり、永遠の力と生命を手に入れるのだ。

戦闘:
ダリウス

(この後、戦闘になります。絶対に勝てず、このままゲームオーバーになる。)

どす黒い血に似た闇が、アッシュを取巻いた。
それは口に、耳に、鼻に入り込み、
アッシュの感覚をマヒさせていった。


〇「ことわる」を選んだ場合


(ルオン)
・・・思ったより愚かであるらしいな。
そのつまらぬ意地が、命取りになるということも知らぬようだ。
愚者に手を差し伸べるほど、我らの神は寛容ではない。

(戦闘には絶対勝てません。)

どす黒い血に似た闇が、アッシュを取巻いた。
それは口に、耳に、鼻に入り込み、
アッシュの感覚をマヒさせていった。


遠退いていく意識の中で、
アッシュはどこかで鳴る、竪琴の音を聞いたような気がした。


すると闇の中から白い光が溢れ出した。
その光の向こう側には、見なれた顔が待っていた。


ランディ:
よっ、大将。遅いお目覚めじゃねえか。

ヒルダ:
あたしたちもあんたと同じところにいたのさ。
でも、なんだかキレイな音楽が聞こえてきてね。

ヒース:
・・・みんながいなくなって、できることを考えたんです。
でも僕は、歌うことの他にできなくて・・・

アッシュは、ヒースがいつも持っていた
風の竪琴がないことに気づいた。
ヒースは視線に感づいたように言った。


(ヒース)
・・・消えちゃったんです夢中に弾いていたら、
いつのまにか白い光と共に・・・
でも、きっとユリウスさんも分かってくれると思います。
・・・今、僕が気持ちのままに唄った歌。
ずっと捜していた歌を、
ようやく見つけ出したような気がするんです。
僕が捜していたのは、譜面や、歌詞じゃなくて・・・
・・・こんな心だったのかも知れません。

ランディ:
それにしても、あのくそ坊主。
礼は倍にして返してやらねえとな。

ヒルダ:
悪いのはあいつじゃなくて、ダリウスとか言う魔道士だろ?

ランディ:
ああそうさ。だがな、あのくそ坊主を殺らなきゃ、
あいつも死なねえんだぜ。
どの道あいつとは、いつかケリをつけなきゃなんねえ。

マップナンバー「2」
再びダリウスの声が響いた。

声:
忌々しいことよ。マイスターに入れ知恵されておったか。
だが、もはや力は残っておるまい。
お前たちの相手には、これが相応しかろう。
身のほどを知るが良い。

戦闘
オーケイム×6体

マップナンバー「3」

ランディ:
やっこさんの慌てぶりを見ると、
どうやらこの扉の向こう側ってわけらしいな。

ヒルダ:
あたしも一緒に行くよ。
構わないだろ? ランディ。

ランディ:
・・・・・・まいったな。
お前、本当にいい女だよ。
俺の女になるって話、真剣に考えてみねえか。

ヒルダ:
あははっ、リスクが大きすぎるよ。
ま、生きていたらね。 
ゆっくり考えさせてもらおうかな。

ランディが重い扉を押し開くと、
部屋の中に巻いていた激しい風が溢れ出し、
アッシュたちの体を宙へと舞い上げ、壁に叩きつけた。
部屋の中にはルオンが立っていた。
その顔は、死人のような土気色に染まり、
ただ目だけがぎらぎらと、異様なまでの輝きを放っていた。

ランディ:
・・・結局の所、俺たちは運命共同体らしいな。
このくそ坊主からは、逃れられないってことか。

ダリウス:
英雄気分に浸っておるらしいな。
だが思い出して見よ。
この地に来る前の、自分たちの姿を。
汝らは無力なのだ。
眼前の苦痛と戦い、何も得ることもなくただ死んでいくのが、
汝らに相応しい、ただひとつの生き方なのだ。

ランディが、ルオンの姿を借りたダリウスの前に歩み寄った。


ランディ:
だが、そんな俺様にもやりてえことはあるんだぜ。
死体の上に乗っかって、天下を取った気でいやがる
貴様を、ぶっ殺すことさ。

ダリウス:
・・・これ以上話すのも、ムダな労苦らしい。
我が神の御前より、永遠に消え去るがよい。

ルオンの姿を借りたダリウスは、
両手を広く前にかざし、魔力を集中させた。


その時、アッシュが手にしていた剣が白い光を放った。
あの知識の間での声が耳元に蘇り、アッシュにこう告げた。


声:
今こそ力の解放の時。今こそ誓いの果たされる時です。

剣は光を発し続け、
まるでアッシュを導くかのように、ダリウスへと向かっていった。


戦闘
ダリウス、ガーゴイル×6体

(戦闘終了後)
そこには、惨たらしい
ルオンの死体が打ち捨てられていた。


ランディ:
なかなかの健闘だったぜ。
お前にとっちゃ、面白くない結末だったろうがな。

アッシュは、なきがらを持ち上げようとしたが、
それは石のように重く、
どれほど力を込めても微動だにしなかった。


その時、様子を見守っていたランディが、
乾いた声でアッシュを止めた。


ランディ:
おい・・・アッシュ。どうも見えてねえようだから、
このランディ様が特別に教えてやるけどよ。
早いとこ、そいつから離れた方がいいぜ。



ランディの言葉が終わらない内に、
ルオンのなきがらの上に
濃い影のようなものが集まり始めた。
不気味な影の群れはランディの視線に気づくと、
次第に人のような形へとその姿を変え、
猛然とアッシュたちに飛びかかってきた。


戦闘
ソロゥ×5体

影たちは絶叫と共に床へと消えた。
しかし、湿った空気の中に潜むように、
まだその気配がこちらを窺っているのが感じられた。


ランディ:
今のは、あん畜生にまとわりついてる怨念って奴だぜ。
あいつを地獄の道連れにするつもりなんだろうが・・・
肝心の魂が見つからなくて、うろうろしてやがる。
あれじゃあ、持ち上がる訳ねえぜ・・・
とにかく放って置くしかねえな。しかし・・・
怨念の群れが死装束・・・か。
まったく・・・とんでもねえ野郎だな。

ダリウスの塔一階

マップナンバー「4」
部屋の中には台座があり、
その上には
あのサークレットが置かれていた。
アッシュは、どこからか
ラスムスの声が語りかけてくるのを聞いた。
声はアッシュにこう語った。

(ラスムス)
そのサークレットを取るがよい。
そしてお前の仲間の額にはめるのだ。

【サークレット】を手に入れた。

ダリウスの塔三階
〇「サークレット」入手後
マップナンバー「3」

そこには、惨たらしい
ルオンの死体が打ち捨てられていた。

相変わらず、
なきがらの周囲には亡者たちの影が群れていた。
だがランディが歩み寄ると、
まるで何かから逃れるように、
亡者たちは地の中へと姿を隠してしまった。

ランディはサークレットを取り出し、
しばらく手の中でもてあそんでいた。
やがて決心したように、それをルオンの額にはめた。


ランディ:
俺はダリウスとか言う魔道士と戦ったんだ。
お前の始末は、後でゆっくり考えるさ。
聞こえてるか? くそ坊主。

額のサークレットはきらきらと輝き、
そのまま吸い込まれるように消えていった。
サークレットが消えると同時に、
体中を覆っていた悲惨な傷跡も
掻き消されるように癒されていった。
ルオンは瞳を見開き、ゆっくりと体を起した。
そして幾度か軽く頭を振ると、すぐにいつもの表情に戻った。



ルオン:
形通りの礼は申し上げておきますが・・・
あの魔道士と私は、相性が良かったのですよ。
まあ、余計なお節介とまでは言いませんがね。

ランディ:
へえ、そうかい。
なら、てめえの死体に集まってたあの亡者どもと一緒に、
地獄に落ちてくれても良かったんだがな。

その言葉を聞くと、僅かにルオンの視線は揺らめき、
ランディの目を捉えた。
ルオンは岩のように表情を変えず、口を開いた。


ルオン:
私は信念のもとに生きているのですよ、魔法使い。
死後どのような報いを受けようとも、
それは私の自由・・・
それとも、あなたが私の代わりに
煉獄の責めを受けてくれるとでも言うのですかな?

ランディ:
けっ、好きなだけほざきやがれ。
てめえの憎まれ口を聞くのも久々だ。
今日は聞き流してやるぜ。

マップナンバー「4」


机の上に皮表紙の分厚い本が置かれていた。
表紙はぼろぼろになっていて、題名すら読むこともできない。


〇ルオン復帰後
ルオン:
軍神について書かれた、禁断の書だそうですよ。
どうです? 読んでみますか?

《至高の力を求めしもの
青き炎をたずさえ 神の国への道をたどれ
最も気高く美しい獣を この世にもたらせ》
《赤き河は 高き扉を押し開くだろう
そして 唱えよ・・・》


ここで文は途切れていますな。

マップナンバー「5」
部屋の中には宝箱が置かれていた。
宝箱の中には、古びたカンテラが入っていた。

【カンテラ】を手に入れた。

ヒルダ:
仰々しい宝箱に入っているから、どんなお宝かと思ってれば。 
なんだよ、こんなガラクタかい?

ランディ:
待ちな。ただのガラクタを後生大事に
取って置くような奴には見えなかったぜ。
案外、儀式とかに関係がある物かも知れねえな。


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