ダイナソア・エンサイクロペディア2003
DINOSAUR ENCYCLOPEDIA 2003
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アーケディア城一階
マップナンバー「1」
扉を押すと
重い音をたてながらそれは開いた。

そこには華やかな宴席が用意されていた。
召使いと思しき者たちが並び、アッシュたちを出迎えた。
その中から一人の女が歩み出た。

ようこそおいで下さいました。
我が主より、あなた方を手厚くもてなすよう
言いつかっております。
さあ、お席へどうぞ。
その腰の剣はお邪魔でしょう。
こちらで大切にお預かり致しますわ。
美しい女に囲まれながら、ランディが言った。
ランディ:
おい、アッシュ。そんな重たいもん置いて、
とっととこっちで一杯やろうぜ。
≪剣を渡した場合≫
ほほほ、物分かりのよろしいこと。
下らぬ抵抗をして死の苦しみを長引かすより、
こちらの方がよほど賢明でしてよ。
≪剣を渡さなかった場合≫
愚かな・・・
幸福の中で死を与えてやろうという私の心遣い、
諸君らは拒むというのだな。
美しい女の顔がみるみる内に男のそれとなり、
辺りにいた召使いたちは
醜いモンスターへと姿を変えた。

タルシスごときを倒していい気になられては困る。
このセラクはあの力任せの馬鹿とは違うのだから。
どうだね、試してみる気はあるかね?
男がそう言うと、男の周りにいたモンスターが
一挙に襲いかかってきた。
バトル
ゾンビ×7匹
戦闘終了後
モンスターが消えると、食卓も姿を消した。
セラクの声だけがこだまし、あとに残った。
(セラク)
その体に傷をつけては意味がなくなる。
諸君らの拳闘を称え、特別に許可しよう。
さあ進むがいい、城の奥へと。
ランディ:
畜生・・・せっかくいい女に囲まれて
久しぶりに幸せな気分だったのによ。化け物だったとは、
萎えるどころの騒ぎじゃないぜ、まったく。
ヒルダ:
いいザマだよ、魔法使い。
こんないい女が近くにいるってのに、
鼻の下をのばした罰さ。
でも・・・この先は本当にやばそうだね。
ねえ、アッシュ。きっちり準備してから
出直してきた方が良くはない?
○アーケディア城門解放後・町入口
町の入口には、ひとりの少女が立っていた。
少女は、アッシュたちの姿を認めると駆け寄ってきた。

あの・・・あなた方ですね。
あの城に入られたというのは・・・。
私は、ティナと申します。
神の教えを伝える、伝道師です。
お願いしたいことがあり、お待ちしていました。
ランディ:
かわいい娘だな。何だい、頼みってのは。
このランディ様に何でも話してみな。
ティナ:
あの・・・人を、捜しているんです。
ウォーレンという名の戦士です。
ランディ:
待てよ、地下室で会った
虫の好かないふたり組・・・
でかい方が、確かそんな名前で呼ばれてなかったか?
(ティナ)
彼に・・・ウォーレンにお会いになったのですか?
では、やはり彼はこの地にいるのですね。
私は、神託を得て彼のあとを追いました。
その行く末に、凶星が輝いていたからです。
でも、この地に着いてからなぜか記憶が散漫なのです。
私も城に行ったのですが、入れませんでした。
あの城は・・・私のことを拒否します。
お願いです。彼のことを捜して頂けませんか。
私には、他に頼れるお方がいないのです。
お礼でしたら、何でも致しますから。
ヒルダ:
構わないよ、あたしは。
どうだい? その代わりその首のペンダントを
あたしにくれるってのはさ。
ティナ:
・・・このシンボルをですか?
それで彼を捜して頂けるのなら、
どうぞお持ち下さいませ。
これは、私が仕える神の印です。
不浄の者たちからあなたをお守り下さるでしょう。
どうか、彼のことをお願いします。
ティナはホーリーシンボルを手渡し、
そして、何度も頭を下げながら一行を見送った。
【ホーリーシンボル】を手にいれた。
≪二回目≫
町の入口には、ティナが待っていた。
ウォーレンがまだ見つからないことを告げると、
ティナは悲しげな顔をして去っていった。
長老の家
(長老)
どうぞ、ひと時の安らぎをお楽しみ下され。
この町の者は、あなたの旅を助けるため
存在していると申しても過言ではありませぬのでな。
ところで町の入口で、
妙な娘とお会いになりませんでしたかな。
あまり関わり合いにならぬ方がよろしいと思いますぞ。
あの娘は、この地に呼ばれざる者。
異端の神の言葉で、鉄の意志をくじく者。
くれぐれもお気をつけなされ。
アーケディア城一階
マップナンバー「3」
条件:町でティナに会った後
そこでは二人の男が言い争っていた。
それは地下で会ったあの男たちであった。
どうして急に、という若い戦士の叫びも聞かず、
体格のいい男は城の奥へと消えていった。
後に残された戦士が、こちらに気付くと目を伏せた。
ランディ:
よお、どうした?
相棒とケンカかい? 坊や。
キリー:
あんたたちには関係ない。ほっといてくれ。
ったく・・・急に帰れだなんて。
何だっていうんだ、ウォーレンの奴。
そう言うと、若い男は
また別の方向へと去っていった。
ランディ:
おい、先に行っちまったのが
ウォーレンとかいう奴じゃねえのか?
どうする? あの娘のたずね人かも知れねえぜ。
そこには一枚の肖像画が掛けられていた。
肖像画の下には、こう書かれていた。
《偉大なるザムハンの王にして
稀代の騎士 ヤール王の肖像》
ランディ:
アッシュ、こいつの顔に見覚えがないか?
城の扉を開けた時、
まっ先に歓迎してくれたあの野郎だぜ。
マップナンバー「8」
部屋の前には、もやのようなものが掛かっていた。
もやの中に、人影のようなものが見えた。
目を凝らすと、それは見なれた人影であることが分かった。
そこに立っていたのはアッシュだった。
(ヒース)
あ・・・アッシュさんって、双子だったんですか?
マップナンバー「9」
もう一人のアッシュに近づくと、
それは剣をひらめかせ、
声も発さずに斬りかかってきた。

戦闘
アッシュ
ランディ:
味方だけじゃなく、
自分まで殺す運命らしいな。
アッシュよ。まったくお前はたちが悪いぜ。
目の前のもやの中には、先ほどと変わらず
アッシュの姿をしたものが立っていた。
それは黙ってこちらを見つめているだけであった。
マップナンバー「4」
扉にこう書かれてある。
《ラスムスの力を知るならば
この先には 立ち入らぬことが賢明だ》
マップナンバー「5」
ルオン:
ふむ・・・なるほど。
突然ルオンが立ち止まり、うなずきながら辺りを見渡した。
ルオン:
この辺りには、不浄の者の力を強く感じますな。
我々の目をあざむき、何かを隠しているようですが・・・
これだけの効果を発揮するとは、
術を施した者は、それなりの術師であったようですな。
くくく、これならばますます期待が持てそうです。
突然、ティナが渡してくれた
ホーリーシンボルが、ほのかに光を放った。
目の前の鏡は、アッシュたちの背後に
口を開ける通路の姿を映し出した。
マップナンバー「6」
そこには先ほどのセラクが立っていた。
セラクは何も言わずにじっと立っている。
セラクはただ黙って剣を抜き、
アッシュに襲いかかってきた。
ボスバトル
タルシス、セラク
使う:ホーリーシンボル
(戦闘終了後)
セラクの体は崩れ去り、塵となって消えた。
ランディ:
ご大層な口をきいたわりにはあっけなかったな。
ま、しょせん、俺様の敵じゃねえってことか。
マップナンバー「7」
そこには一枚の手鏡が置かれていた。
その鏡の縁には、ニーラのルーンと、
《真実をみつめぬものは 己に打たれる》という銘文とが
刻み込まれていた。
【ラスムスの鏡】を手に入れた
マップナンバー「8」
〇ラスムスの鏡を持っている場合
戦闘
≪ラスムスの鏡を使う≫
ラスムスの鏡にその姿を映すと、
アッシュの幻影は霞の様に消え去った。
マップナンバー「10」
そこには地下で出会ったあの男が立っていた。
男は黙ってこちらを見ている。
ランディ:
待ちな、アッシュ。俺にまかせろよ。
ランディは口早に呪文を唱え、魔法弾を射ち出した。
ウォーレンは軽く右手を振り上げると、
いとも簡単にそれを弾き返した。
ランディ:
へっ、尻尾を出しやがったな。
何でそんな格好してやがるかは分からねえが、
お前、あのペテン野郎だな?
ウォーレン:
・・・少しは遣える者がいたようだな。
いかにも、私はセラクだ。
お前たちが鏡を得るために殺したセラク、
あれこそがこの体の持ち主、ウォーレンという男よ。
私は新鮮な体を得、腐敗した体をあれに与えたのだ。
お前たちには分からぬであろう・・・
美しかった体にうじがわき、
肉が腐り、朽ち落ちていく、あの汚らわしい感覚。
私は、己に相応しい新鮮な肉体を求めていた。
あの男はお前たちよりも弱かった。
幸せだった過去の幻影に、もろくも崩れ去ってくれた。
だが、この体も私には少々がさつすぎる。
より強く、そして美しい体が必要なのだ。
お前たちならよかろう。
日々衣服を換えるように体を換えよう。
これは新たな楽しみ、王とておとがめにはなるまい。
ランディ:
けっ、俺様の美しい体は、
てめえみたいな変態野郎には似合わねえよ。
せいぜいうじと戯れてやがれ。
戦闘
セラク×5体
(戦闘終了後)
断末魔の咆哮と共に、ウォーレンは地に崩れ落ちた。
だがその口は、残された力を吐き出すように、
震えるように動き、かすかな音をたてた。
(ウォーレン)
俺はあいつを・・・ティナを愛していた。
だが、身に流れる戦士の血には抗うことができなかった。
そして・・・泣き叫ぶあいつを残し、旅に出た。
これは報いだ。あいつの愛に応えず、
自分勝手な夢を追った愚か者の、当然の末路なのだ。
頼む。どうか・・・あいつに・・・
ウォーレンの体は、剣もろとも塵と化して消えた。
そのあとには、一房の髪の毛が残された。
それはティナの髪と、同じ色であった。
【一房の髪】を手に入れた。
ヒースはじっと、
ウォーレンの体のあった場所を見つめていた。

ヒース:
どうして死んじゃうんですか。
ティナさんを・・・
もっと悲しませてしまうじゃないですか・・・
マップナンバー「11」
ヒース:
アッシュさん、待って下さい。
一度、町に戻りましょうよ。じゃないとティナさん、
いつまでもウォーレンさんを待ってますよ。
町
〇ウォーレンが死んだことを報告にいく
町の入口にはティナが待っていた。
ヒルダ:
ぐずぐずしてても仕方ないだろ?
形見を渡してやりなよ。
≪形見を渡さない≫
アッシュは、ティナに声もかけずに
その横を通り過ぎた。
ティナは小さな声をあげ、アッシュに駆け寄った。
そして、荷袋からはみ出ていた
一房の髪を取り出した。
ティナ:
これは、私があの人に託した・・・
おっしゃって下さい。まさか・・・
ルオン:
誤解なさらぬことですな、レディ。
あの男を追い詰めたのは、あなたなのです。
あなたの説く、「愛」などというく下らないものが、
あの男を弱らせ、死に至らしめたのです。
・・・それにしても、何の救いの手も差し伸べぬとは。
あなたの言う神とやらも、まったくひどいものですな。
ティナは自分の髪を震える手で握り締め、
唇を固く噛んだ。
ティナ:
そうです・・・私は恋人である前に、使徒でした。
あなたのおっしゃる通りなのかも知れません。
でも・・・
・・・これを試練と呼んでしまうのは、
あまりに、悲しすぎます。
その瞳から涙がこぼれ落ちると同時に、
ティナは一行の前から走り去っていった。
ヒルダ:
・・・分かんないね。
一体、神様って何なんだろ。
≪形見を渡す≫
黙ってティナの前に髪の毛の束を差し出すと、
ティナの顔は、みるみる内に青くなった。
ティナ:
嘘です・・・あの人が・・・
一体、彼は、どうして・・・
ルオン:
誤解なさらぬことですな、レディ。
あの男を追い詰めたのは、あなたなのです。
あなたの説く、「愛」などというく下らないものが、
あの男を弱らせ、死に至らしめたのです。
・・・それにしても、何の救いの手も差し伸べぬとは。
あなたの言う神とやらも、まったくひどいものですな。
ティナは自分の髪を震える手で握り締め、
唇を固く噛んだ。
ティナ:
そうです・・・私は恋人である前に、使徒でした。
あなたのおっしゃる通りなのかも知れません。
でも・・・
・・・これを試練と呼んでしまうのは、
あまりに、悲しすぎます。
ティナはそう言うと、アッシュたちに
金の入った袋を手渡し、
こらえるように目に涙を溜めたまま去っていった。
【200GEM】を手に入れた。
ルオン:
おや? アッシュ。私を責めるというのですか?
死神とまで言われたあなたにそんな心があったとは、
滑稽なものですな。
いや・・・あの娘の恋人が死んだのは、
意外とあなたのせいかも知れませんよ。なにせ
あなたの周りには死の匂いが漂っているのですから。
宿屋
技の伝授
ヒルダ:
アッシュ、あたしに剣のてほどきをしてくれないか?
剣さえ使えれば、いざって時に
もうちょっと、どうにかできるかも知れないだろ?
≪教えない≫
ヒルダ:
女には教えられないってこと?
ふん、分かったよ。
≪教える≫
ヒルダは、アッシュに剣の手ほどきを受けた。
ランディ:
ヒース、お前も魔法を覚えてみちゃどうだ?
お前みたいな奴は、頭を使わねえとな。
特別に俺様が教えてやるぜ。
≪断る≫
ヒース:
ぼ、僕は、歌うのが好きだから・・・
魔法なんて・・・いいですよ。
ランディ:
なんだよ? 俺様の好意を無にするってのか?
へえ、お前も意外と度胸がいいな。
≪教えてもらう≫
ヒースは、ランディに魔法の手ほどきを受けた。
マップナンバー「3」
暗がりから、何者かがアッシュの首に剣を突きつけた。
それはウォーレンと旅をしていた
あの青年剣士、キリーであった。
キリー:
ウォーレンを殺したな。そうなんだろ?
あいつは俺が兄とも思い、尊敬していた男だ。
返答によっては、この刃がお前の喉を掻き切るぞ。
いま思い出したよ。あんた、仲間殺しのアッシュだろ?
もっと早く気づくべきだったよ。
地獄の使者が、こんな身近にいたってことにな。
あいつは言っていた。
いにしえの、どのような戦にも負けぬ力を捜すのだと・・・
そして俺を誘い、旅に出た。
お前たちがあいつをワナにはめたのだろ?
いにしえの力を知って、それを手に入れたかったんだろ?
そして・・・ウォーレンが邪魔になったんだろ?
男はアッシュに斬りかかったが、
その手元は大きく狂い、剣は空を切った。
男は振り返り、アッシュの顔をきっと睨んだ。
キリー:
憶えていろ。お前たちを許しはしない。
いつか必ず、ウォーレンの無念を晴らしてやる。
俺は、ウォーレンの得ることができなかった
いにしえの力とやらを、絶対に手に入れてやる。
仲間殺しの手などに渡してたまるか。
男の姿は城の中に消していった。
ルオン:
あの少年を生かしておくのですか?
珍しいことです。
ランディ:
あんな小僧っ子ひとり、
殺ったところで何の自慢にもなりゃしねえからな。
そう言うあんたはどうなんだ?
ルオン:
くくく・・・いえ、しかしこれは、
なかなか面白い展開が期待できそうですな。
・・・いにしえの力ですか。
ヒルダ:
・・・仲間殺しか。
アッシュ。あんたも、
つらいあだ名を持ってるんだね。
アーケディア城二階
マップナンバー「1」
その部屋の隅には、一人の娘が
足首を押え、うずくまっていた。
娘は扉の音にひどく驚き、身を固く縮めた。
ランディ:
安心しな、ランディ様が守ってやるよ。
どんな魔物にも手出しはさせないさ。
トリニトラ:
私はトリニトラと申します。
森に薬草を採りに行った折、怪物に捕まり、
この城に閉じ込められてしまいました。
隙を見て逃げたのですが、足を痛め、道を失い、
どうして良いのかも分からず・・・
お願いです。どうかお助け下さいませ。
ランディ:
心配はいらないぜ、お嬢さん。
この俺の魔法の前に敵はいないさ。
ランディの言葉などまるで耳に入らないように、
娘はまっすぐアッシュのもとへ近づいて来た。
娘はうるんだ瞳で、アッシュを見上げた。
妖しいまでに甘美なその眼差しに、
アッシュは次第に力を失っていった。
トリニトラ:
約束して下さいますわね、剣士様。
私を、守って下さると・・・

アッシュは娘の熱い抱擁と口づけを受けていた。
ふと、柔らかな感触の中に血の味を感じた。
娘の歯が、アッシュの唇に深く食い込んでいた。
娘はゆっくりと顔を離し、微笑んだ。
そこに、先ほどまでの可憐さはなかった。
アッシュの首筋には、クモの印が浮かび上がった。

トリニトラ:
血の接吻はなされた。お前にはもはや私の奴隷・・・
私に手を掛ければ、血の呪いがお前を醜いクモに変える。
王のお心を乱す者は、誰であろうと許しはしない。
トリニトラは高らかに笑い、
回廊の暗がりへと消えていった。
ランディ:
へへへっ、アッシュがクモか。
俺様を差し置いて抜け駆けなんかするからだよ。
どんなクモになるのか、今から楽しみだぜ。
ヒース:
アッシュさん、ク、クモになるんですか?
僕、クモは苦手なんです。どうしよう・・・
マップナンバー「2」
部屋の奥に人影がある。
誰かが座り込んでいるようだ。
マップナンバー「3」
そこにはローブをまとった老人が座っていた。
男は目を細め、アッシュの首筋を見つめていたが、
やがて杖に寄り掛かるようにして立ち上がった。
(老人)
おぬしらか、あれが呼んだ旅人は。
なるほど、トリニトラの呪いを受けたか。
厄介な・・・あれの呪いはそう簡単には解けぬぞ。
呪いを解くには、同じ呪いを受けた者の血が必要。
あの女は昔から、それで同士討ちをさせ
喜んでおったものだ。
ランディ:
おい、じじい。俺たちをはめようとしても無駄だぜ。
大体、何でこんな所にいやがるんだ。
あんたもあいつらの仲間なんだろ?
(老人)
そうとも言える、だが違うとも言える。
わしはおぬしらに助言を与えるだけではない。
・・・逆に、おぬしらがわしを助ける時もあろう。
わしはおぬしらの力を買っておるのだよ。
トリニトラごときに渡すのが惜しいだけ・・・
わしの言葉、信じるも信じないもおぬしらの自由だがな。
〇二回目
先ほどの老人が、
不気味な笑みを顔に浮かべ、話しかけてきた。
(老人)
トリニトラの呪いを受けた者は多くおった。
だが、たいがいはお互いを殺し合い、
自ら滅んでいった。あれは誠に恐ろしい女よ。
〇三回目
(老人)
わしの忠告を聞いておらぬのか。それとも、
わしを疑っておるのか・・・まあ好きにしろ。
トリニトラのわなの中、あてなく城を彷徨うがいい。
〇老人と会話したあと、部屋から出ようとする
背後で老人の声がした。
老人:
トリニトラには大切にしている宝がある。
その宝を手に入れれば、あの女の鋼の心にも
ひびを入れることができるやも知れぬぞ。
マップナンバー「4」
ヒルダ:
その壁、気になるね。ほら、そこの壁。
他の壁と溝が違うんだよね。
マップナンバー「5」
一行が足を踏み入れると、
回廊の奥から何か透明な糸が音をたてて現れ、
足に絡みついてきた。
(ヒース)
こ、これ、ク、ク、クモの糸ですよぉ。
僕、クモは苦手なんです。
捕まらないうちに、逃げましょう!
ヒースは信じられないような力で
アッシュの手を握り、
強引に扉の外まで引っ張っていった。
ランディ:
・・・ったく。今ぐらいの勢いを、
普段から出してもらいたいもんだな。
なあ、ヒース坊や。
マップナンバー「6」
机の上にメモがあり、それにはこう書かれていた。
《ブルーム=ばら/アイナリア=クモタケ
アイビィ/フラトレイカ》
メモの周りには、いくつかの種子や胞子が
落ちていた。
ヒルダ:
薬草か何かの種かな?
町の施術師にでも売っ払ったら、
少しは金になるんじゃないの?
【植物の胞子】を手に入れた。
町
施術士:
これは旅の方、変わった種をお持ちですね。
それを元に、新たな妙薬が作れましょう。
分けて頂くわけには参りませんか?
珍しい、この国にはない植物ばかりです。
恐らくユーレイルの、あの女の国の・・・
このアイナリアの胞子はお持ちください。
キノコの胞子ですが、ある種の虫に効果があると聞きます。
何かお役に立つでしょう。
【アイナリアの胞子】を手に入れた。
新たな妙薬ができましたら、
お分けすることができるかもしれません。
さて今日は他にご用はございませんか?
マップナンバー「7」

部屋の中には古い日誌のような物がある。
日誌にはこう書かれていた。
《フォルナ様のお輿入れに間に合うよう
庭園を用意するにと 王からのお達しがあった
遅れている分の 植物の植え込みを急がねば》
マップナンバー「8」
部屋の三方は壁画に囲まれていた。
マップナンバー「9」

その絵はまだ描きかけのようであった。
どうやら婚儀を描いたものであるらしい。
マップナンバー「10」

壁画の下にはこう書かれていた。
《ユーレイルの聖なる巫女姫フォルナ》
ランディ:
へえ、いい女じゃねえか。昔ほれてた女に似てるぜ。
エリスっていう精霊使いなんだが、
俺になびかなかったのは後にも先にもあいつだけだ。
ヒルダ:
誰もあんたの思い出話しなんか聞いちゃいないよ。
マップナンバー「11」

壁には一人の男の姿が描かれていた。
勇壮に馬を駆り、剣を振りかざす肖像の下には、
《ザムハンの偉大なる王ヤール》と書かれていた。
マップナンバー「12」
扉には こう書かれていた
《宝物庫 許しなき者は 立ち入るべからず》
〇「アイナリアの胞子」入手後
マップナンバー「5」
ヒース:
アッシュさん、施術師が胞子をくれたでしょう?
あれを試してください。何もしないで
クモの糸に巻きつかれるのだけはごめんですよ。
アイナリアの胞子は風に乗り、廊下へと散っていった。
クモの糸は見る間に縮まり、
奥へと引っ込んでいった。
マップナンバー「15」
そこには巨大な大グモが身構えていた。
三つの瞳を持つその大クモは、
ひどく弱っているように見えた。
(ヒース)
かっ、かっ、かっ、帰りましょう。
こ、こんな大きなクモと戦うなんて、
と、と、とんでもない。ぼ、ぼく、嫌ですよ。
大グモはゆっくりと近づいてきた。
戦闘
アナンシ、タランテラ×6体
(戦闘終了後)
アッシュたちの頭の中に、
直接語りかけてくるものがあった。
(アナンシ)
おかしかろう。私もあの女と同じ種族。
もはや力こそないが、三つの瞳を持つ者・・・
あの女は私を嫌い、私をクモに変えた。
あの女が私に許したのは、ただ一度の口づけだけ。
甘んじてそれを受けた私は、財宝の守を任としてきた。
だが、胞子に侵されたこの体はもう長くはあるまい。
最後の願いだ。あの女を殺してくれ。
心は通い合わなくとも、冥府へは共に旅立ちたい。
叶うのならばこの呪われた血なぞ、喜んでくれてやろう。
三の瞳は三股の銀の矢でしか射ることができぬ。
それもあの女が相手では、隙を見せた時にしか機会はない。
お前たちならできよう・・・いや、やってくれ。
クモはそう言うと、自らの肉を噛み切った。
赤く裂けた傷口から、血が泉のように湧き出た。
アッシュはそれを手ですくい、口に含んだ。
ルオン:
我らが手を下すまでもなかったようですな。
心の弱い者の当然の末路でしょう。
マップナンバー「16」
そこにはひとつの宝箱がおかれていた。
宝箱の中には、黒く光るカギが入っていた。
カギには鷲の紋章が刻まれていた。
【黒い鍵】を手にいれた。
マップナンバー「12」
扉にはこう書かれていた。
《宝物庫 許しなき者は 立ち入るべからず》
〇「黒いカギ」入手後
ヒルダ:
さっき手に入れた黒いカギを使ってみなよ。
たぶんこのカギ穴にぴったりのはずさ。
黒いカギを使うと、カチッと音がし
扉の錠が開いた。
マップナンバー「17」
部屋の中にはクモの大群が身構えていた。
クモは侵入者を見るなり襲いかかってきた。
戦闘
タランテラ×6体
マップナンバー「18」
テーブルの上には、漆黒の闇をあしらったような
黒いベールが置かれていた。
アッシュはそれに触れようとしたが、
体中に激痛が走り、近づくこともできなかった。
ランディ:
どうもそのベールは人間嫌いらしいな。
それに触れられるのは、化け物や畜生の類だけだぜ。
・・・クモ公にでも味方してもらえれば、助かるのにな。
≪子部屋≫
そこには一匹の小さなクモがじっとしていた。
ランディ:
小さいクモだな。
お前もキスを教えてもらったのか?
だがお前の血じゃ、どう考えても足りないな。
ヒース:
アッシュさーん。こ、このクモ、僕の後を
ついてくるんです。ど、どうにかして下さいよ。
僕、ク、ク、クモだけは、だ、だめなんです。
ヒルダ:
ははっ、なつかれみたいだね。
いい機会じゃないか、
そのクモ嫌いを治してみたら?
マップナンバー「18」
○クモと会った後。
その時、アッシュたちの後ろをついてきたクモが、
もそもそと動き出した。
クモはアッシュたちを離れ、ベールに近づき、
それを体に掛けるようにして戻ってきた。
そして、ベールをアッシュの前に落とした。
ランディ:
お前、言葉が分かるのかよ?
なかなか見所があるじゃねえか、クモ公。
人間だったら俺の弟子にしてやるところだぜ。
【月闇のベール】を手にいれた。
マップナンバー「13」
扉には 《古き契約の間へと通ずる》
と書かれており
そのカギ穴のまわりには 龍の絵が刻まれていた
落とし穴から落ちた先(アーケディア城・一階)
マップナンバー「14」
そこでは口元に笑みを浮かべたトリニトラが、
両の瞳に妖しい光を宿し、一行を待ち構えていた。
トリニトラ:
何者かを犠牲にして呪祖を破ったのか?
さぞや見ものであったろうな。
そのまま城を去っておれば良かったものを・・・
お前たちには分かるまい。
邪視を持って生まれ、恐れられてきた者の気持ち・・・
そんな私を、召し抱えてくれたのがヤール様だった。
あの方は強く、そして深い心の持ち主・・・
私は全身全霊を懸け、ヤール様にお仕えしてきた。
だが、それを、あの女が・・・
私はヤール様の御為なら、冥府の底に落ちても構わぬ。
王こそが、私の生きた証し。
お心を乱す者を、許すわけにはいかぬ。
トリニトラの額に開く瞳が妖しく光った。
アッシュは激痛をこらえて走り、
何とか回廊の外へ逃げ出した。
マップナンバー「14」
○月闇のベール入手後
そこでは口元に笑みを浮かべたトリニトラが、
両の瞳に妖しい光を宿し、一行を待ち構えていた。
だが次の瞬間、
その眼差しは何かを捉えて凍りついた。
そして一歩一歩ゆっくりと、こちらに近づいてきた。
(トリニトラ)
その袋に入っているのは、月闇のベール・・・
何故、お前たちが持っているのだ?
まさか・・・アリエル・・・
あの男か・・・
月闇のベールを渡すわけにはいかぬ。
それは私のベール・・・私が王より賜った大切な品。
返せ! 私のベールを返すのだ!
トリニトラは半狂乱になり、
アッシュたちに襲いかかってきた。
戦闘
トリニトラ、タランテラ×4体
(逃走)
ルオン:
死者が思い出の品をに動揺するとは面白い・・・
あの様子なら、あの額の目さえどうにかすれば
片づけてしまえるのではないですかな?
○マップ上の「X」印のポイントに行ってください。
そこには宝箱が置かれていた。
宝箱に手を触れた瞬間、足元の床がなくなった。
落とし穴だ!
アーケディア城一階
マップナンバー「12」
壁際に、ひとつの死体が転がっていた。
干からびた死体の手は、鈍く光る何かを握っていた。
それは、三つのやじりに分かれた銀製の矢だった。
【銀の矢】を手にいれた
(ヒルダ)
そいつじゃないの?
あのクモの言ってた、三股の銀の矢ってのは。
もしかしたら、この死体も、
あのクモ女にやられた奴なのかもね。
ヒルダ:
アッシュ。どうやらこっから出られるみたいだよ。
回転扉になってるね。
アーケディア城二階
○月闇のベール、銀の矢入手後
マップナンバー「14」
今のトリニトラに、かつての毅然とした姿はなかった。
アッシュたちを見ると、ただ狂ったように叫び続けた。
トリニトラ:
返せ! 私のベールを返せ!
どこへやったのだ。さあ、私にあれを返せ!
トリニトラは両手を広げ、凄まじい殺気を放ち
襲いかかってきた。
(戦闘中、「銀の矢」を使用する)
銀の矢は
トリニトラの第三の眼を正確に射抜いた。
(戦闘終了後)
トリニトラは地に伏した。
その瞳には恐ろしい妖光はすでに無く、
代わって幾筋もの涙が、しずくとなって輝いていた。

(トリニトラ)
・・・王よ・・・ヤール様。
お役目をまっとうすること、叶いませんでした。
どうか・・・どうか、お許し下さいませ。
トリニトラの体と剣は、
まるで地に吸い込まれるように消えた。
月闇のベールもまた、トリニトラと共に塵と化した。
その時、
一緒について来ていたクモが、急に変化を始めた。
何かがその皮を破って現れ、人の形になっていった。
アッシュは、それがキリーであることに気づいた。
キリー:
取りあえず礼は言っておくぜ。死神さん。
俺はあの女と戦い、呪いを受けてクモになった。
だが、あんたは違うみたいだな。
俺がいなければ、
ベールを手に入れることもできなかったはずだ。
誰かを犠牲にしないと、あんたは勝利を得られないのさ。
キリーはあざ笑うかのように言い捨てると、
振り返りもせずに廊下を駆けていった。
ルオン:
仲間を踏み台にして・・・ですか。
なるほど、図星という所ですかな?
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