その他データ

   読み物〜ちょっと一息



岸本 友彦さん(J.D.K.BAND)に関する薀蓄を語る



はじめに断っておきますが、僕はヘヴィーメタルをはじめ音楽&舞台背景が全然解っていません。あくまで、ファルコムGMのミュージックファンの立場から見た岸本さんの作品、および、過去の岸本さん関連バンドの資料を紐解く程度のコラムと考えて下さい。

CONTENTS:
 ・ファルコムGMについて
 ・”TOMO”の愛称、キンキンの高音域が特徴的なバンド時代
 ・PRESENCE PROJECT
 ・J.D.K.BANDのギタリストは・・・?
 ・J.D.K.BAND参加アーティストと、作品群の変遷について
 ・BURNY PROJECT
 ・あとがき
 

ファルコムGMについて

ファルコムのへヴィーメタルアレンジと言えば、往年のFalcom GMファンは「J.D.K.BAND」と答えるだろう。
当時のキングレコード・ファルコムレーベルは、企画力がとにかく凄かった。ゲームミュージックアレンジに、フュージョンの「マンハッタン・ジャズ・クインテット」(デビッド=マシューズ、他)を起用したり、GM初のオーケストラ編成アレンジを行ったり、サントラを楽曲単位で構成したりと。(これまでは、レコードが主な供給音源だったせいか、サントラはメドレー形式で、効果音などを入れたものも多かった)クラシック、ニューエイジ、ヴォーカル、ヘヴィーメタル・・・おっと、世界初のゲームを題材にしたドラマCDもファルコムレーベルが最初だったな。と・に・か・く、様々な音楽形式をゲームミュージックアレンジにいち早く取り入れ、GMの可能性を知らしめた功績は大きいと言えよう。
1990年前半期はゲームミュージックバンドが群雄割拠し、アーケードゲーム系メーカーのバンドが多く存在していた。その中で唯一、コンシューマー&PCゲーム専門の日本ファルコムも「J.D.K.BAND」を立ち上げた。他社メーカーバンドとの競演(ゲームミュージックフェスティバル)などもあり、GM界全体に活気があり、それは円熟期を迎えるまで続く事になる。

⇒:関連記事
真夏の2大GMライブレポート:JGML1993&ゲームミュージックライブ電撃’93
(下項で紹介するアルバムを見て、こちらのGMバンドイベントの記事とも併せて見ていただけると、どれだけ岸本さんたちが他GMバンドに比べてステージ馴れしていたかが分かります。ただ、不幸な事に実力者ぞろいのJ.D.K.BANDであったに関わらず、ライヴでの反応がイマイチだったのは、GMファンの多くがファルコムを知らなかったからです。)



J.D.K.BAND初期のメンバー

TOMOHIKO KISHIMOTO :Arrangement、Synthesizer、Drum Programing、A.Guitar、Vocal、Bass
JUNICHIROU MATSUKAWA :E.Guitar、Back Chorus
YASUHARU TAKANASHI :Keyboards
MASANORI "BURNY" KUSAKABE :E.Guitar


”TOMO”の愛称、キンキンの高音域が特徴的なバンド時代

岸本さんはインディーズバンド出身の人だ。どういう経緯かは知らないが、コンピューターゲームメーカーの日本ファルコムと接点を持つようになった。ファルコムレーベル以降は、ファルコムGMファンならば一度は氏のナンバーを聴かれた方も多いと思う。最近では、イースUエターナル(2000年)に付属していたCD-ROMでライヴ映像&アレンジ楽曲「TO MAKE THE END OF BATTLE」を鑑賞することが出来ます。
岸本氏はJ.D.K.BANDに至るまで、MURBAS、EMOTIONといったバンドでヴォーカルを務められた。氏のヴォーカルはHM系特有の奇声&高音域がボンボン飛び出す。お世辞にも『誰が聴いても上手い!』とは言いがたいが、変な魅力がありファンもそれなりに多かったのでは?と俺は思う。そうでなければ、幾つものバンドでのヴォーカルは務められないはずだ。以下の項目では、岸本 友彦さんが参加されたバンド・アルバムをご紹介します。

TIPS:
インターネット上でも、「岸本 友彦」でGoogle検索を行うと、日本ファルコム関連ページが出てくるかと思いきや、以外にもハードロック&ヘヴィーメタル系のファンサイトに辿り付くことが多い。それもそのはず。GMアレンジをする以前は、いかに紹介するようにバリバリのインディーズバンドで活躍されていたからだ。岸本氏の以前の活動を知りたい方は、検索エンジンで調べてみると簡単にわかるでしょう。

ムルバス MURBAS
ライヴ会場で配られたソノシート(EPレコードのようなぺらぺらした物)です。1984年前後の物。ムルバスには、後のイエローモンキーのメンバーになる人の名があるせいか、やたらと高値が付くそうです。ちなみに、”I'VE GOT THE FIRE”は、後の岸本さんの口癖か、「J.D.K.BAND2〜ダルク=ファクトの逆襲」のナンバーでも『アイガッザファイアー!!』と絶叫しています。



収録曲:
I'VE GOT THE FIRE
ROMANTIC DREAMS

MURBAS
TOMOHIKO KISHIMOTO(TOMO):Vocals
SOICHI OMIYAMA(OMMY):Guitars
KOICHI SHIMAZAKI(GOE):Guitars
YOICHI HIROSE(HEESEY):Bass
YOSHIHISA SAWAI(DAXX):Drums
 1980年後期のジャパニーズHRは、インディーズ形式を主体としていたそうです。過去には、ジャパメタの時代があったそうで、岸本さんのMURBASも大変活躍されたとか・・・・・。ですが、うちのサイトはそういったHR/HMなどを語るサイトではありませんし、僕自身、そういった音楽に疎いので舞台背景や専門知識は殆ど持ち合わせていません。ですから、先刻いただいた、膨大な量の岸本さん関連資料の中からピックアップして紹介する程度に止めさせて貰います。

(→)当時出回ったデモテープの一つ。『DRIVING WILD』です。デモテープってことは、上のソノシートと同じく、ライブイベントにて配布されたものでしょうか?同じ資料内に、ムルバスのライブチケットが入っていた事から、そうも考えられます。

では、デモテープ『DRIVING WILD』の曲目紹介。

SIDE A:
1.DRIVIN WILD
2.YOUR BACK(TOO BAD)
3.SOMEBODY(GIMME BACK OH MY BABY)

SIDE B:
1.IN MY SIGHT
2.SHE'S IN LOVE
3.ROCK AND ROLL OVER

・・・・・・と、まあ、ムルバスの音源を二つゲットした俺です。ソノシートの『ROMANTIC DREAMS』よりも後期の作品が、『DRIVING WILD』だそうです。”きしもとコーラス”が五月蝿すぎる「SOMEBODY」なんかは、前知識なしに聴いたら、10秒でテープを切りそうな勢いです。これを聴いた後に、松川さんらと組んだ「EMOTIONAL KISS」(こちらが後発だと思う)を聴いてみると、なんか、「その辺りのバンド」って感じに聴こえてしまうのが悲しいところです。同じ岸本さんなのにね。

話は変わりまして。ファルコムファンで、『岸本さんの歌が好きだッ!』って人は数少ないと思うんですよ。J.D.K.BAND自体の演奏は、同社GMアレンジャーの中でもトップレベルだと譲らない俺ですけどね。
GMのヴォーカルが好きな人でも大体が、南 翔子さんや新居 昭乃さんら辺で落ち着いているもんな。(俺はミス・リリアの歌声がダイスキだ!という強者は居らぬか!?)たしかに彼女等はうまいよ、上手いけど、ただGMを歌に直しただけって感じじゃん。Endless Historyにしろ、Lilia〜English Versionにしろ。その点、岸本さんのヴォーカル&編曲ってのは、GMを一個のヴォーカルものとして再編集している感じが強いんだ。単にメロディーラインをなぞり、音色を足しただけのものではなく、独自のイントロ、間奏などをふんだんに入れ、より自然な形でヴォーカル物として仕上げている。中には、原曲そのままな歌もあるけど・・・。
(MOON SCAPE、TURN IT UP、ACTION、旅立ちの朝、FLYING HIGH AGAIN、MYSTRIOUS MOMENT・・・・・・これらは最早、初聴きではゲームミュージックであると判別は出来ない。それほど凝ったアレンジ&ヴォーカルなのだ。)

歌唱力を抜きにしたら、これ以上ヴォーカルアレンジが任せられるF系アレンジャーは居ないと思うよ。
俺は、岸本さんのクセある歌+J.D.K.BAND時代の編曲の良さの両方を吟味した上で岸本さんヴォーカルを評価しているつもりだけどね。

岸本さんの歌は、はっきり言って上手いと言い切れるもんじゃない。変だ。どこか変だ。絶叫したり、ノドから声を絞ったキンキン奇声を発したり、英詩発音がなっていなかったりと。ツッコミどころが満載なのが岸本さんだ。そんな、中毒性あふれるヴォーカルに触れ、いつの間にかファンになってしまった奴が、この広い日本に最低二人は居ることが確認されている。(俺と、SPECIAL THANKSの方ね。)そんな数少ないJ.D.K.BAND&岸本ファン(達?)が贈る、最後の恩返しがこのコラムなのである。

(カラオケでJ.D.K.BANDの歌を思いっきり歌ってみたい!と思ったこともある。それぐらいはまった時期があったのだ。)

J.D.K.BANDとは・・・・・
ジャンピング・デジタル・キッズ でも、
ジューダスプリースト・ダイスキ・きしもと ではなく、
ジャパニーズメタル・ダイスキ・きしもと なのだ。


(テキスト追加、2002.09.14)




:感じるままにROCK!! ストレートに、ライトに、そしてハードに、これがピュア・ロック!!

”EMOTION” is
TOMOHIKO KISHIMOTO(Vocal)
JUNICHIRO MATSUKAWA(Guitar、Chorus)
KOICHI NOZAKI(Bass、Chorus)
SHIGEO ISHIBASHI(Drums)
TAKEFUMI HAKETA(Keyboards,Special Guest)

(P)1998 KING RECORDS CO.,LTD.
Made in Japan.
K32X 264
\3,200 STEREO
EMOTIONAL KISS / EMOTION

SIDE A:
01.SUPER STAR
Words & Music by 岸本 友彦 Arranged by エモーション、羽毛田 丈史

02.STEAL AWAY
Word by 岸本 友彦 Music by 松川 順一郎 Arranged by エモーション、羽毛田 丈史

03.VIBRATION
Words & Music by 岸本 友彦 Arranged by エモーション、羽毛田 丈史

04.MISS HEART BREAKER
Words & Music by 岸本 友彦 Arranged by エモーション、羽毛田 丈史

05.DYNAMITE GENERATION
Words & Music by 岸本 友彦 Arranged by エモーション、羽毛田 丈史

SIDE B:
06.COMIN’ HOME
Words & Music by 岸本 友彦 Arranged by エモーション、羽毛田 丈史

07.SECONDS LOVE
Words & Music by 岸本 友彦 Arranged by エモーション、羽毛田 丈史

08.SILENT DANCER
Word by 岸本 友彦 Music by 松川 順一郎 Arranged by エモーション、羽毛田 丈史

09.NO SURRENDER
Word by 岸本 友彦 Music by 松川 順一郎 Arranged by エモーション、羽毛田 丈史

10.PARADISE
Word by 岸本 友彦 Music by 岸本 友彦、松川 順一郎 Arranged by エモーション、羽毛田 丈史

このアルバムを最後に、岸本さんはEMOTION→J.D.K.BANDへ本格的に移ったと考えられます。このアルバム他には、EMOTION名義で、ファルコム関連アルバム『ザナドゥ〜ドラゴンスレイヤー伝説』にアニメOp,Edテーマである「LONELY NIGHT」「NO SURRENDER」を提供されています。このアルバムにも、「NO SURRENDER」のショートヴァージョンが収録されています。NO SURRENDERは、シングルカット版も存在します。

PRESENCE PROJECT
ファルコム・スペシャル・ボックス'90(DISC3)に「STRANGER IN THE NIGHT」(戦国ソーサリアン)「LONERY SOLDIER」(ソーサリアン追加シナリオ)の二曲を提供した。ヴォーカルは岸本さんが担当している。ちなみに、ベーシストの恩田 快人さんは、後のJUDY AND MARYのベース担当でもある。
STRANGER IN THE NIGHTは、ソーサリアン・”メジャー=デーモン”のヴォーカルアレンジで、後のJ.D.K.BANDTのインスト曲「MAJOR DEMON」の基礎アレンジとも言える。これも”岸本繋がり”か、単なる偶然か、日下部 正則さんをメインに押し出したアルバム「GRASS WALL〜Ain't Deat Yet :BURNY PROJECT」のファーストナンバー・「FRONT OF LINE」にヴォーカルパートがそっくりなのである。・・・・・FRONT OF LINEの日本語版だろ、とも言えますな。

Presence Project :Falcom Special Box'90 Disc3 HEAVY METAL

Vocal:岸本 友彦 
Guitar:白田 一秀 
Bass:恩田 快人
M-2:STRANGER IN THE NIGHT〜ソーサリアン・盗賊たちの塔「メジャー=デーモン」
M-4:LONERY SOLDIER〜ソーサリアン追加シナリオ・いけにえの神殿「ミノタウロス」

PRESENCE PROJECT自体、スペシャルボックス'90の為に立ち上げられた企画であるが、純粋に「PRESENCE」というバンドは存在していた。1989年に解散するのだが、解散間近のライブアルバム「非常口9.11」 KICS 2876 キングレコードでは、岸本さんがバックコーラスで参加していたりする。スペシャルボックス’90がリリースされた時には、PRESENSEは既に解散していたわけだ。


J.D.K.BANDのギタリストは・・・?


松川 順一郎さんと、日下部 正則さん。
中期までのJ.D.K.BAND名義のアレンジには、この二人がツイン・リードギターで共演している。お二人のギターが楽しめるアルバムは以下のとおり。なお、パーコレイースT、U、ブランディッシュは演奏者リストが存在しませんが、ギターの『癖』と二人がJ.D.K.BANDに在籍していた時代と照らし合わせて断定しました。

←照れた顔がプリティな、ダルク=ファクトです。



・YsV J.D.K.Special
 オススメは、Be Carefulと厳格なる闘志。このアルバムに限り、ドラムも生音を使われているようです。

・Perfect Collection YsT
 イースT全曲アレンジアルバムに参加。このアルバムは、ファルコムレーベルの真骨頂だといえよう。


・Perfect Collection YsU
 ヴォーカル曲はオーディションの女の子が担当したが、もう一曲のムーンドリア廃墟で超絶テクを見せてくれる!

・Falcom J.D.K.BAND1 / J.D.K.BAND
 バレスタイン、呪われたオアシス、メジャーデーモン、イースUオープニングなど、とにかく優れたインストナンバーが多い!

・Falcom J.D.K.BAND2〜ダルク=ファクトの逆襲
 ヴォーカルバラードあり、ハードギターあり。”最強の敵”の二人のギターバトルは必聴!

・Perfect Collection Brandish
 もう少しアレンジ数を増やして欲しかったけど、二曲は素晴らしい出来だ。エンディング2のギターソロがBURNYしてて良し!

・Dragon Slayer J.D.K.Special
 別名「J.D.K.BANDサードアルバム」。ディスクTのベタ打ちアレンジの評価を省いても、J.D.K.BANDのアレンジで元が取れるぜ!

後に松川さん、日下部さん二人共J.D.K.BANDを脱退され、岸本さんのシンセサイザーアレンジが主流となりました。(「ミュージック・フロム・英雄伝説V」、「イースW VS 風の伝説ザナドゥ〜J.D.K.BAND4」等)打ち込みがメインとなり、『ハードなギター路線』が薄れ、デジタルサウンド的なアレンジが続くかと思いきや、「ミュージック・フロム・ブランディッシュ3」で、久方ぶりのツイン・ギターアレンジを披露します。そのナンバーはTANTOLLです。(DISC1 M-34)ベース、ギター×2を生録りした骨太で荒削りな曲だ。俺が最初に買ったファルコムゲーム「ブランディッシュ3リニューアル」(1995年)の特典CDにも収録されていたナンバーで、思い出深いのもあるんだが、暑苦しい漢のサウンドって感じがダーティで渋いゲーム世界観と実にマッチしています。今でもたまに(というか、しょっちゅう)聴いているサウンドです。他にも、HMまるだしのブランディッシュ3ボスメドレー(DISC2 M-30)内のαπειρσν−骸殻−などは、バンド設立期の荒削りなサウンドが蘇ります。この二曲はとにかくオススメです。
おっと、話が飛んでしまいました。J.D.K.BANDでギターを担当された、松川・日下部、両氏のギターバトルを堪能したいのなら上に挙げた七枚のアルバムだが、それ以外にも二人が参加せずともE.ギターで頑張っている曲は数多いということが言いたかったわけです。


J.D.K.BAND参加アーティストと、作品群の変遷について
J.D.K.BANDが在籍した6年間を、いくつかに分けることが出来る。

 (1)まず、日下部 正則さんや松川 順一郎さんが在籍していた頃のJ.D.K.BAND最強期。
 (2)1993年〜1994年までの時代。
 (3)停滞期。J.D.K.BAND4からミュージックフロム英雄伝説V以降。
 (4)そのあとのブランディッシュ3からスペシャルボックス96までの解散期。

質・量ともにリスナーを確実に満足させる事が出来る作品は、(1)(2)の時代の作品群だろう。とくに(1)の時代は、ジャパニーズメタルのメンバーが多数揃っていただけあって、ロック系アレンジが好きな方にはお薦めできるアルバムばかりと、じつにオイシイ。岸本さんの実力が如何なく発揮された「J.D.K.BAND1」、「ダルク=ファクトの逆襲」などといった俺的に超・名盤がズラリと。
つぎに、松川さん日下部さんが脱退されたものの、豊富なアレンジ数をこなしてきた(2)時代もあなどれない。シンセサイザー色が徐々に出始めるが、「ファルコムスペシャルボックス94」は、その中でも様々なアレンジを聞かせてくれる。曲数では(2)時代が最も多いのではないだろうか?
(3)の停滞期では、「J.D.K.BAND4」「ミュージックフロム英雄伝説V」といった作品群のアレンジを聴いてもらえれば分かると思う。これまでのギター色が薄れ、シンセサイザーアレンジ一色に落ちてしまうのだ。これと並行し、J.D.K.BAND名義ではなく、岸本友彦名義でもドラマCDのアレンジサウンド(主に、声優の歌物とか)をかなりの数こなしてきたが、ぽっぷるメイルパラダイス2の「あしたに続く道」のような隠れたギター曲をひょこっと出したりするので侮れない。
(4)解散まで。最後の華か、「ミュージックフロムブランディッシュ3」、「ファルコムスペシャルボックス96」では、かなり気合の入ったE.ギター曲を連発する。まるで、初期の最強期を彷彿とさせるかのような楽曲が多くみうけられた。

ここでは、参加アーティストを書き溜めた。ちょっとした参考にして欲しい。

YsV J.D.K.Special
TOMOHIKO KISHIMOTO
SPECIAL GUEST:
MIKI MOGAMI
MASAO HONDA
JUNICHIRO MATSUKAWA
MASANORI KUSAKABE
FUYUKI TAMAMURA

J.D.K.BAND2
TOMOHIKO KISHIMOTO:All Music Arrange/Synthesizer &Drum Programing、Bass、A.Guitar、Vocal
YASUHARU TAKANASHI:Keyboards
JUNICHIRO MATSUKAWA:E.Guitar
MASANORI KUSAKABE:E.Guitar

J.D.K.BAND3
TOMOHIKO KISHIMOTO:All Music Arrange/Synthesizer &Drum Programming、Bass、Guitar、Vocal
HIROYUKI KOMAGATA:Guitar
YUKA NAGAORI:Vocal
YAYOI YAMASHITA:Vocal

Dragon Slayer J.D.K.Special
TOMOHIKO KISHIMOTO:Lead Vocal、Bass、A.Guitar、Synthesizer& Drum Programing
JUNICHIRO MATSUKATA:Guitars & Backing Vocal
MASANORI KUSAKABE:E.Guitar


BURNY PROJECT
日下部 正則さんは、”BURNY”の愛称で親しまれ、BURNY PROJECTなる企画も登場したくらいです。ゲームで言えば、ファルコム以外にもコナミのパーフェクトセレクションドラキュラシリーズにギターで参加しています。リーダーは、柴田 直人氏で、彼はヘヴィーメタルバンド「アンセム」のベーシストでもあります。ちなみに現在、「アンセム」は坂本英三さんを再度ヴォーカルに迎えて活動中です。
ここでは、”BURNY”名義のアルバムを紹介するぜ。岸本さんもヴォーカルで参加しているぞ。



帯:SNIPERの名手BURNYが放つ、美麗な旋律(メロディー)と独創的な唱法(ヴォーカル)の二重奏(ハーモニー)。”新ギタリスト至上主義”時代に新たなる動きを起こす超話題作!

BURNY PROJECT is
BURNY:Lead Vocal、Lead Guitar、Backing Vocal
TOMOHIKO KISHIMOTO:Lead Vocal
TAKANOBU KIMOTO:BASS
MASATO YAMAGUCHI:Drums、Backing Vocal

GUEST PLAYER
MASASHI OKAGAKI:Keyboards & Synthesizer on "TIME WAS"
KAZUHIRO HARA:Sound Effects Program

vice25EC-1008
\2,500
GRASS WALL〜Ain't Deat Yet BURNY PROJECT
後のJ.D.K.BANDを組む事になる岸本さんと日下部さんがアルバムに参加されています。ヴォーカルは、二人が交互に担当され、高音キンキンの岸本さんと無難な日下部さんの歌が聴ける。俺は日下部さんは岸本さんより歌は上手いが、悪い言い方をすると特徴が無い。一方の岸本さんは、周知の通り自己主張が強すぎるゼ!
J.D.K.BANDの楽曲がこのアルバムをフォローしたかどうかは解らないが、M-1:FRONT OF LINEは後のファルコムスペシャルボックス’90の「STRANGER IN THE NIGHT」の英語版といっても過言ではない。
M-4:NECROMICRONではパーフェクトコレクションブランディッシュ・「エンディング2」(M-26)のギターソロアレンジの原型っぽいフレーズが登場し(っていうか、ギターの音が全く同じ!!)、中盤ではパーフェクトコレクションイース天空の神殿Vol.1・「リリア救出」に繋がるゆっくりと流れるギターソロが入る。
インストナンバー「953691」では、ドラゴンスレイヤーJ.D.K.Specialの"STEAM ROCK FEVER"(の、ギターソロ後ね。)に継承されたと思われるベースラインバトルがあったり、スペシャルボックス’94ぽっぷるメイル「ICE BEAG」のドラムソロを髣髴とさせるシーン等、J.D.K.BAND野郎にはニヤリとさせられる所です。
こうやって聴くと、後のゲームミュージックアレンジにも、彼ら二人の特徴はそのまま継承されているんだなというのがシミジミと解る。ギターの音だけでアーティストが解る(今の所、俺が解るのはイングヴェイだけ)のもあり、意識して聴くのも又面白いものだ。後のJ.D.K.BANDはゲームミュージックをなぞったアレンジだが、一人のギタリスト”BURNY”サウンドは確実に健在である。

SIDE:A
1.FRONT OF LINE
2.NO REMORSE
3.MIDNIGHT RAIN
4.NECROMICRON
5.RUNNING DOWN ON THE EDGE

SIDE:B
1.IN THE TROUBLE
2.TRY YOUR LUCK
3.953691
4.TIME WAS

あとがき

岸本さん(いつの間にか『岸本さん達』になっていましたね。)のファルコム以外のサウンドについては、いかがだったでしょうか?単なる薀蓄じゃねえか、なんて声も聞こえてきそうですが、まさしく薀蓄以外の何ものでも有りません。(笑い)このコラムの趣旨は、岸本さん(’s)[:複数形]が携わってきたバンドをご紹介するとともに、『ヘヴィーメタルバンドの繋がり〜あのバンドの誰彼がゲストミュージシャンで参加している!』のようなものを感じ取っていただきたかった所に有るのですから。

ファルコムレーベルの幅広いアレンジの一角に「J.D.K.BAND」が存在し、クラシック、ピアノ、ヴォーカル等に並んで骨太なアレンジサウンドを提供し続けてきました。キングレコード・ファルコムレーベルの弱体化に伴い、J.D.K.BANDはレーベル消滅より二年程前に自然解散となるのだが、未だに日本ファルコム自体が健在し、インターネット上では強いパッシングを浴びながらも、幅広い支持を受けています。ひょっとしたら、次なるJ.D,K.BANDが登場するかもしれません。GMの一つの完成形〜アレンジ楽曲傾倒のファルコムレーベルだったが、その挑戦心は常に高く評価されていると思いたい。オリジナル至上主義でもない。かといってオリジナルを作った本人がアレンジした偏った物とは違う、『客観的視点のゲームミュージック』をJ.D.K.BANDは提供した。少なくとも、俺はそう思って評価している。

こういったGMアレンジャー達のバックボーンを自分なりに解釈するのも、GMファンだけに許された特権のような物なのかな、なんて思うこの頃です。
最後に、このコラムを書くにあたり、多大なるご協力をいただいたARAKIさんに深く感謝して、締めと致します。
ご清聴有難うございました。

-了-


SPECIAL THANKS TO:ARAKIさん
TEXT:zead & ARAKIさん(読み物・資料を参考、引用させていただきました。)


おまけ画像:杉本理恵たん with J.D.K.BANDの面々。(w
「アイガッファイアー!!」