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ゲームミュージックCDレビュー


今日のCGM

「CGM」とは、「コンピューターゲームミュージック」の略です。超・不定期更新で、管理人のお気に入りのゲームミュージックソングを紹介します。知っている曲はありましたか?

KANONより 「風の辿りつく場所」
バルドフォースより 「Face of Fact」
女神転生T・U〜召喚盤・合体盤より 「OMEGA〜聖戦」
ダイナソア・リザレクション(店頭用デモムービー)より 「うしなわれし者たち」
zwei!! Super Arrange Version・サンプル版
Revival XanaduUremixより 「プロローグ」
番外編:ファルコム自作CDの紹介
Vantage Master(&V2)より 「静かなる純白」
イースT・UCOMPLETEより 「YsTComplete Opening Movie」
Original Sound Track zwei!!


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□KANONより 「風の辿りつく場所」 (2003.03.02)
よく聴く度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

くどいようですが、僕はエロゲーは遊ぶには遊ぶが、KANONやAIR等といった、エロゲーの枠を越えてムーブメントを作り上げてしまうようなタイトルは未だ遊んだ事がありません。今回は、KANONのナンバー・「風の辿りつく場所」に出会うまでの経緯について一寸お話しましょうか。

2000年、夏。大学の三つ上の先輩がパソコンに入れていたのを見せてもらった。「魔を討つ者」とか、キャラクター設定等からして、苦手属性のタイトルだなぁと思っていた。2001年、夏。後輩よりKANONとAIRの初回特典CDを借りる。曲はまぁまぁ良かった。インストゥルメンタルナンバーもしっかりしているし、ヴォーカルも極端に惨いものは無い。いたって「普通」で、18禁ジャンルに見られがちな”やっつけ仕事”的なBGMとは明らかに一線を画しているなぁとは思った。同年冬、KANONのパロディーゲーム・KANOSO(カノソ)に出会う。間違ったKANON知識が刷り込まれた瞬間であった。そして、2002年秋に、友達よりも貰った大量のKANONパロディーフラッシュ。
そんな感じで、イロモノゲームとして僕の頭の中で脳内変換されてしまったKANON。

祐1さん・・・好きです

その間違った「知識」の集大成といえるのが、この「風の辿りつく場所」のサウンドなのである。俺は、この曲を聞くと笑いが自然とこみ上げてくる。

この曲を題材としたフラッシュでも描かれているんだけど、主人公の祐1君が沢山のヒロインに追いかけられる、そんな話なのでしょ?カノンって。


□バルドフォースより 「Face of Fact」 (2003.01.03)
よく聴く度:★★★★★☆☆☆☆☆

18歳未満購入禁止ゲーム。この手の18禁ゲームにしては珍しい、純粋なアクションで直球勝負なタイトルだ。ゲームについてのレビューなどはこちらで語っていますので、ゲームの内容に興味がある方は読まれてみてください。

今回のGMレビューで取り上げたのは、この作品のオープニングヴォーカル曲。ゲームが持つサイバーパンクな世界観にマッチした良曲だ。ここのサウンドを担当したのがエロゲーを好むユーザーで名を知らぬ者は無いであろう「I've」が担当。古くは、Kanon、Airなどのサウンドを手掛け、現在は18禁問わず多数のゲームブランドにサウンドを提供しているプロのクリエイター集団だ。



オープニングムービーは、店頭用デモやオフィシャルサイトに掲載されてあるものが数パターン、そして1月24日発売のDVD-ROM版パッケージ「バルドフォースEXE」の別ヴァージョンなど、実に多岐。デモムービーだけでも一見の価値有りだ。
ゲーム中でも、オープニング以外に最終章にあたる”憐”のストーリーで、戦闘救出イベント内で導入されたりと、楽曲の使い方がなかなか熱い。

”憐”で思い出したのですが、最終章の『永遠』は涙モノでした。主人公「相馬 透」が老後、最後のネットダイブを行い、そこで寿命が尽きてしまう。ネット空間に転写された透の意思もあと数秒で消えてなくなります。「俺の最後もこんなものか」と嘲笑するが、そんな中、憐や仲間たちと再開を果たします。電子体少女と草原の狼の永遠の物語が始まる・・・・・。



【Face of Fact】 
作詞:KOTOKO
作曲:I've Sound
Vocal:KOTOKO

当たり前と 信じ続けたことも 
オモテとウラが 逆さだって 
本当は 誰も知らない 

止めないで 君の呼吸 
時は戻せないけど 
運命は この手の中 動き出すから 

輝く涙を集めて 時間の海を渡ろう 
果てのないこの闇も 繰り返す後悔も 
明日創る現実 

揺られ続けてる僕らを かすかな光が照らす 
いつか話してくれた夢が散らばる場所で 
必ずまた出会えるから 

言葉という無限の刃持つ 人はきっと 
切り裂かれた痛みさえも忘れた 
優しさは 君の強さ 
時を越えてく波動 
運命は その手の中 動き出すから 
流れる涙の熱さは 今も胸に刺さってる 
叶うはずない願いも キリのない後悔も 
今を創る真実 
深い闇に目を凝らして 浮かぶ輪郭を見よう 
失くしたくないものが いつか届けたいものが 
その姿を現わすから 

輝く涙を集めて 時間の海を渡ろう 
果てのないこの闇も 繰り返す後悔も 
明日創る現実 
揺られ続けてる僕らを かすかな光が照らす 
いつか話してくれた夢が散らばる場所で 
必ずまた出会えるから 


女神転生T・U〜召喚盤・合体盤より 「OMEGA〜聖戦」 (2002.11.17)
よく聴く度:★★★★★★☆☆☆☆

ゲームミュージックを意識して聴く自分だが、ゲーム未プレイ・サウンドにも馴染みが無い状態・・・いわゆる”前知識無しの初聴き状態”から、”オレの愛蔵盤コレクション”入りを果たすゲームミュージックCDは数少ない。ここで紹介する、女神転生のアルバムもそんな数少ない、”原作ゲームは知らないが、オレ愛蔵CD”のなかの一枚である。

CDの紹介:
ファミコンのデジタルデビル物語〜女神転生〜TとUのオリジナルサウンドトラック盤である。ただのファミコン音源サントラではなく、複数台のファミコンをつなげて演奏させた、特殊なスタイルを取ってある。ナムコの特殊音源チップの性能もなかなか目を見張るものがあり、これがファミコンの音か?と疑ってしまう。ディスク2のアレンジバージョンは、ナムコのCDでは常連の米光 亮氏が全曲を担当。氏のシンセサイザーアレンジではなく、楽曲によってはパイプオルガンや、ギター・ベースなどが用いられている。

DISC2(合体盤)トラック12:OMEGA〜聖戦(対サタン、対Y.H.V.H.戦闘)
さてと、本題にうつりましょう。この曲は、厳密に言うと”この曲のアレンジ版は”なのですが、アルバム内でもダントツにお気に入りの一曲です。イントロのキーボード・ソロの奏でる不安ながらもどこか格式高い雰囲気、ベース・ドラムの導きの元、淡々と続くリズム感。幾度となく反復を繰り返す事により不安感ををより煽るBメロ。不協和音っぽい”遊び”のキーボード・ソロが鳴った後は、静寂が訪れる。感情を押し殺したE.ギターソロ+叫び声の如きノイズのあとは、意外や意外。なんと、ヴァイオリンによるソロが導入されるのだ。これがまた、プログレッシヴロックと混ざり合って新鮮なサウンドを提供してくれるのだ。
音楽知識の無い俺が、云々書かせてもらっている。いやぁ、この一曲だけで、ゲームのCDを買った甲斐があったってもんだゼ!ファーストインプレッションとしては、ゲームアレンジミュージックのビックリ箱、という言葉が俺の中でピッタリとあてはまった。曲名からして、ラストバトルソングだと思うが、へヴィーメタルや使命感溢れるメロディーのボステーマ以外にも、こういった、淡々とした展開の中、各人いろいろと考えさせられるモノがあるサウンドも良いものです。


ダイナソア・リザレクション(店頭用デモムービー)より 「うしなわれし者たち」 (2002.11.11)



屍は土に還る----。戦場の土に灰を撒く者よ-----。

ダイナソアがWindows環境でリメイクされる。これは、当ウェブサイトにファルコム情報を求めて訪問される方ならば誰もが知っている事だと思う。今回は、公開直後からファン間で賛否両論巻き起こったダイナソア・リザレクションのOpeningナンバー・”うしなわれし者たち”をご紹介しよう。現時点では、店頭用デモヴァージョンのサウンドが、44.1KHzのハイクオリティー音質で聴けるので、そちらをレビューします。
デモヴァージョンでは、徐々に音が追加されるのではなく、原曲の第十小節(0:28)から演奏が開始されます。メインメロディーはディストーション・ギターが担当し、オーケストラドラムセットによる淡々とした進行が続きます。曲が展開を見せ、原曲ではPSG音源が担当していたパートまでも、こちらのアレンジ・ヴァージョンではE.ギターが担当。これには、一寸驚かされました。っていうか、PSGパートとFMパートをそれぞれ、二つのE.ギターで鳴らしていますね。それを、デモムービー場面と合わせて見ると・・・・・・(1:35以降)意外とカッティングギターの小刻みな旋律と、メロディアスな展開とがOp映像とマッチしていました。驚きモノです。ギターだとキザ臭いかもしれませんが、こういうのもアリかな、なんて思ったりする次第です。
そもそも、「エターナル化」なんて銘打っているんだから、(ファルコムの定義だと)自由なアレンジもアリなんです。


zwei!! Super Arrange Version・サンプル版より
「永劫の夢、大空の記憶」、「ヒポリタの丘」、「幻の大地セルペンティナ」 (2002.11.10)



12/19に発売予定のFMSレーベル最新タイトル「zwei!! Super Arrange Version」。ファルコム公式サイトでは、このアルバムのサンプルミュージックが三曲公開された。惜しい点は、音質の低さだが、これまでのパターンから近日中に4gamer.netやImpress/Game WatchといったゲームニュースサイトからCD音質のWAVEサウンドが公開される筈だから、それ程気にはならない。FMSレーベルから、ここ一年で純粋なアレンジアルバムは「交響曲ガガーブトリロジー」「イース・ヒーリング」「交響幻想曲・白き魔女」の三枚がリリースされている。しかし、それらのいずれもがクラシカルなサウンドのシミュレートということもあって、似たり寄ったり。楽曲アレンジは光るものが有るが、どうも食傷気味だった。
では、今回のツヴァイアレンジ盤はどうだろうか?公開された三曲を、みていこうとおもう。
まず、M-1:永劫の夢〜は、ヴァイオリンのテーマ導入+ピアノ+コーラスで、原曲に近いのだが、聴いた感じはがらっと異なっている。かすれたフルート系が排除された代わりに、するどく響きわたる堂々としたヴァイオリン・リードが導入された。これまでの三枚のアレンジアルバムでは、生楽器のサウンドシミュレートに難が有ったが(特に、ヴァイオリン、チェロなど弦楽器が特に壊滅的だった)、今回は随分マシになっている。ぱっと聴いた目では、実際に演奏しているのでは?と錯覚を覚えてしまうほどだ。
M-8:セルペンティナは、原曲のスピーディーでメロディアスな展開がウソだろ?と思えてくるほど、異色のアレンジが施されている。ギターがかき鳴らされ、ラテン系リズム+サンプリングによる歓声によるアドリブ演奏の後、メインテーマが入る。原曲のイメージを重視したアレンジになるだろうな・・・と予想していたが、見事に外れてしまった。これはこれで、興味深いアレンジパターンだ。
M-11:ヒポリタの丘。比較的原曲重視のアレンジのようだ。メインテーマ導入までの間から分かるように、リード楽器によるソロ演奏が特徴的だ。それにもまして、アコースティックギターの音色にも細心の注意が払われているのが見て取れる。ギターの付帯音まで、しっかり作ってあるのも注目点だ。こういった、まったり系のアコースティック・ギターの曲、大好きなんです。パーフェクトコレクションソーサリアン#2の石川 鷹彦さんによるA.ギターアレンジでも聴いてみたいですね。

とまぁ、ファーストインプレッションとしては概ね好感触のツヴァイ・SAV。同日に、ダイナソアリザレクションのオリジナルサントラなども発売されますが、それらはオリジナル音源をアレンジしなおした程度なので、(平たく言ってしまえば、FM音源の原曲を今の最新音源に換えただけ)それ程期待はしていません。僕は、こういった原曲のイメージを再構築し、新たに音楽作品として聴かせてくれる”アレンジヴァージョン”に高い関心を持っています。ゲームミュージックに付加価値を与えるアレンジヴァージョンは、GM黎明期からのアイテムなのです。


Revival XanaduUremixより 「プロローグ」 (2002.11.06)
マニアック度:★★★★★★★★☆☆


△今回のゲームミュージック紹介では、1995年冬に突如発売された「リバイバルザナドゥUリミックス」のオープニングサウンドをピックアップしてご紹介します。「La Valse Pour Xanadu」を基調とした、クラシカル・ナンバー「La Valse Pour Xanadu〜Genese〜」とは違う曲に差し替えられています。個人的には、ダーク調のUリミックス版Opも素晴らしい出来だと思います。

95年当時、つわもの揃いのファルコムファンたちは「Uリミックス」の名をみて、「ザナドゥ・シナリオU」のリメイク版を真っ先に連想されました。


△しかし、UリミックスはシナリオUのリメイクではなく、新たに書き直されたザナドゥ#Vだったのです。古よりのザナドゥ・ファンは、随分と落胆されたそうです。当時、ファルコムファンになり立てだった自分は、コンプティークの読者投稿コーナーで、ザナドゥシナリオUの名を知った程度でした。シナリオUと、Uリミックス。似て異なる二つの作品。では、多くのファルコムファンがシナリオUを未だに褒め称えるのは何故だろうか?あちこちのファルコムファンサイトを見て回って、おれは研究してみた。


△リバイバルザナドゥでは当たり前だった「階層ごとに違うBGM」は勿論の事、ボスキャラクター毎にバトルBGMが用意されています。それらの楽曲を担当されたのが、昔からのファルコムファンにとっては雲の上の人、古代祐三氏です。全部で30曲近く。当時のゲームとしては異例の事です。


△ザナドゥシナリオUも、リバイバルザナドゥUリミックスも、音楽面では非常に優れています。前者は昔からのファンから絶大なる支持を受けておりますが、BGM面では後者も一歩も譲らずだと思っております。版権問題などありますでしょうが、是非ともこの二作品のBGMを一枚のサントラ盤として発売してほしいものです。


番外編:ファルコム自作CDの紹介 (2002.11.05)
色々と、インターネット上で拾ってきた楽曲をCDにしてみました。
楽曲・解説などはこちら。


VANTAGE MASTERより 「静かなる純白」 (2002.11.04)
よく聴いた度:★★★★☆☆☆☆☆☆

  

ランダム要素を極力省き、純粋にCPU(または対人)との戦いにのみ没頭できる。ゲーム性には優れているが、シミュレーション全般が苦手な自分にとって、対人戦・シナリオモード共、その魅力に気付かないままで居る。ゲームとしての楽しさは、多くのファンが認めるところ。このコーナーの主旨に乗っ取り、それに付随するBGMに焦点を当ててみよう。

「静かなる純白」は、ゲーム開始より数分で聴く事が出来る、おそらく最初のSLG面の曲。FM音源を使ってきたJDKでは考えられなかった、ニューエイジ〜クラシカルな一曲だ。シミュレーションにしてはおとなしい部類の曲で自己主張が無いところが逆に魅力的だったりもします。

VMの楽曲名は、今は無きオフィシャルサイトの「ファルコムMIDIクラブ」で発表されたものを元に書き記している。だが、ヴィジュアルパートの曲や、V2のエンディングテーマ「そして新たなる道へ」などの正式名称は不明のままとなっている。


イースT・UCOMPLETEより YsTComplete Opening Movie (2002.11.03)
アレンジ度:★★★★★★★★☆☆

オープニングヴィジュアル(レア) オープニングヴィジュアル(フィーナ)

新津さんの、ファルコム在籍時の遺作ムービーとなってしまいました、イースT・Uコンプリート。Uエターナル発売一年を待たずしての、T・Uセット版には、多くのファルコムファンが、ファルコムの方針へ疑問を抱きました。
今回ご紹介するオープニングの曲は、唯一書き直されたT・エターナル部分のオープニングに当てはまります。U・エターナルでは、ご存知「TO MAKE THE END OF BATTLE」のアニメですが、こちらでは、「FEENA」「草原」などが、オーケストラアレンジとして書き起こされています。
イントロのハーモニカが奏でる、冒険への期待感。視点が城壁からダームの塔へと変わり、フルート、ストリングスが絡み盛り上がりを見せます。過去に栄えたイースの歴史を紐解く「FEENA」のメロディーから、栄光の光と闇・・・「魔」の出現をあらわす「THE LAST MOMENT OF THE DARK」。ゲームストーリーをなぞる展開に、旧作プレイヤーの自分はうなづかされました。
シンセサイザーによるオーケストラアレンジですが、打ち込みサウンドとは思わせない随分としっかりしたアレンジだと思います。冒頭の楽器の重ねかたなど、羽田健太郎氏の「交響曲イース」以上の盛り上がりでした。このゲーム以降、ファルコムJDKのアレンジが格段に良くなってきたと思います。同時の「交響曲イース21st Centuty」も、なかなか素晴らしい出来でした。

このサウンドを含む、「イースT完全版」部分は未だサントラ化されていませんが、是非とも聴いてみたいところです。


Original Sound Track zwei!!より
アプリエス神殿、エスピナ暗黒神殿、幻の大地セルペンティナ (2002.10.26)
隠れた名曲度:★★★★★★★☆☆☆ 



 ファルコム久方ぶりのA.RPG、ツヴァイ。しかし、このゲームは、ゲーム性や難易度で語るべき所は少ない。何度も何度もプレイする事を前提として作られてはいるが、それにハマるには、ある程度の忍耐と単純な作業の繰り返しが必要となる。GM好きの僕がツヴァイに付いて語るとしたら、やはり、能天気RPGとは思えないようなメロディアスな楽曲についてだろう。今回は、その中で三曲をご紹介します。

まず、アプリエス神殿(DISC2M-04)。パレットアニメーションによる”ダンジョン名称表示”アニメと、曲イントロがピタリと一致した、ファルコムにしては粋な演出だ。N.Guitarによるイントロと、コーラス+ストリングスが幻想的ながらも、厳格な雰囲気を醸し出している。それは、曲中盤のフルートソロが入ってくる辺りからも聴きとれるかと思います。バック用N.Guitarの使い方は、これまでのファルコムサウンドでは見られなかったギター連弾パターン。ドラム+ベースを殆ど用いず、クラシカルに纏めてある。

エスピナ暗黒神殿(DISC2M-05)。ゲーム設定では、アプリエスとエスピナは双子の女神であったとか、何とか。そんな事はどうでも良いや。導入部のピアノ連弾からして、J.D.K.のパターンには見られなかった部類の曲に属します。ピアノ+ベースラインをなぞったE.ピアノとのコンビネーションもオイシイですね。楽曲全体の流れ、サウンドは優れていますが、ヴァイオリン・トランペットなど、リード楽器単音では弱い部分があるのが残念です。リード楽器音源の貧弱さにさえ目をつぶれば、名曲入りも間違いないでしょう。

幻の大地セルペンティナ(DISC2M-06)。メロディーだけ聴くなら、90年中期J.D.K.の王道パターンを完全継承した曲です。つまり、「使命に燃える」シチュエーションが頭に浮かぶタイプのもので、1ループでドラマ性を強調し、起伏に富んだ感情的なメロディーが特徴的な・・・とまで言ってしまえばご理解できるかと思います。イースXの中盤あたりの曲に雰囲気が似ています。店頭用デモムービーでは、この曲が一瞬だけ入りますが、僕は本編のホノボノOPよりも、こちらの方に釘付けなってしまった一人です。90年中期JDKの『ダサかっこ良い』部類の曲が好きな方は楽しめるはずです。

まとめ。
ファルコムサウンドチームのアレンジ方向性が変わった作品であると思います。そもそも、ツヴァイはファルコム久方ぶりの新作でもありましたから、(同社としては)サウンドにも斬新な部分が多く見られました。これからのJDKチームの可能性を垣間見た、そんな気分です。