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その他のゲームレビュー】【風の探索者〜ETERNAL FLAMEリプレイ
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風の探索者〜ETERNAL FLAME 



枯れ井戸の横窟

ウェンズデー: ここに神父様が、探索者の頃使われていた「ブロンズの剣」が隠されているのですね。井戸の中とはいえ、随分と広いですね。それに、なんだか・・・っ!?

アンジェリカ: モンスターのお出ましだよ、ウェンズデーはモンスターとの戦いは初めてみたいだから、まあ、わたしたちに任せといて!コウスケっ!用意はいい?

エチゼン: 当方に迎撃の用意あり!覚悟完了!

マヤ: 何時の時代のマンガですか・・・。

MONSTER:バット×2

エチゼン: くそっ、何度攻撃しても当たらない!これが、これが、実戦か?俺の考えが甘かった!(行動時間11.5 モンスターへのDMG=0.00)

アンジェリカ: コウスケ、ボサッとしてないで反撃しなさいよ!このままではやられてしまうわ!街の外でモンスターと戦ったことはあったけど、勝手が違うわ!

マヤ: 私の弓でも当たらないわ。困ったわね。

ウェンズデー: えいっ!えいっ!(行動時間5.1、モンスターへのDMG=2.13)

エチゼン: おい、ウェンズデー、ダーツで攻撃しようってのか?無理だ、あたらねえよ・・・・?うそっ??

アンジェリカ: なるほどっ!素早いけど体力が無いモンスター相手には、軽い武器で応戦すればいいのね!それなら!(魔法で回復から、ダガー・WINDに切り替える。)

アンジェリカ: 素早さなら負けないわよ!(行動時間5.5、モンスターへのDMG=5.50、クリティカル)

戦闘終了後。前列の二人は息切れして疲れている。何度剣を振ろうとも当たらなかったコウスケは、武器の買い替えを考えていた。この重たいけど、攻撃力だけは満足できる剣を使い続けるか、それとも、アンジェリカのような身軽な短刀系に買い換えるか。意気消沈しているコウスケに、ウェンズデーが話を持ちかけた。

ウェンズデー: あの・・コウスケさん、私、こうもりとの戦いで感じたのですが。相手は素早く何度も攻撃できるのは、武器の重さだけではないと思います。これを見てください。



エチゼン: なんだぁ、この古臭い書物は?もしやうわさに名高いイースの書(全六巻)か?

ウェンズデー: いえ、違います。これは、わが家に代々伝わる家宝の『亜$=クリスティンの冒険書』です。私の遠い祖先は、亜$をストーカーして見初めた、利リアという人がルーツなのです。その人が何故、亜$の冒険書を持っていたのかは分かりませんが・・。

エチゼン: 何ィ?あの亜$の冒険書だと?冒険家として偉大な業績を残したが、バレスタイン城・城主の姦計によって殺された冒険家のか?

アンジェリカ: なんであんた、そんな事知っているのよ?飛火野版イースT・Uは、この世界では禁書だというのに。サティアンの信者達から異端者扱いされるわよ。

エチゼン: もうすでに異端者扱いどころか、ファルコムからはホスト拒否と禁句ワードに指定されているから気にするな。A級戦犯だよ。おれは。

マヤ: はいはい、三人とも。冗談はそのあたりにして。ウェンズデー、分かったことってなに?

ウェンズデー: ごめんなさいマヤ姉さま、素早く何度も攻撃できるのは、計測術が抜きん出いてるからだと思います。コウスケさんの攻撃がぜんぜん当たらないのも、計測術との差が2.5も離れているからではないでしょうか?計測術のスキル=攻撃速度・命中率に関連しているとみて間違いないハズです。

エチゼン: だから、俺の攻撃が当たらなかったのか。よし、探索が一段楽ついたら街へ戻り、経験値の割り振りをしようぜ。俺は剣術は充分に有るから、次は計測を重視してレベル上げをするぜ。


ダメージを食らった場合は、戦闘終了後にも回復魔法で回復を行えばよい。数回戦って町に戻り、体制を整えてダンジョンにもぐる・・・のも可だが、往復時の食料が勿体無い。一度の探索で行ける所まで行き、引き返す。それが理想であるが、不意をつかれ形成が崩れることも有り得ないとは言い切れない。コウスケたちは、一度目の探索を早急に切り上げ、井戸を後にした。

探索二回目。
探索&戦闘などで得た経験値をスキルに還元する作業を終わらせ、多少はレベルアップしたが、バットとの戦いでの不安感はまだ残っていた。

エチゼン: 今度こそあいつらを俺の手でギタンギタンにしてやる!

ウェンズデー: コウスケさん、熱くなっては・・・・駄目です。

アンジェリカ: ほんと、あんたって昔っから短気なんだから。もっと気を長く持っていないと、早死にしちゃうよ。

マヤ: 待ってください!・・・コウスケ君、この壁にはなにか違和感を感じます。此処の間から風が吹き込んでいます。一寸調べてみましょう。

アンジェリカ: 隠し扉ね、マヤ姉?まかせてちょうだい!

アンジェリカの探索SKILによって隠し扉を発見したパーティは、扉の奥へと進む。

ウェンズデー: こ、ここは、モンスターの巣です。経験不足の私たちに、とても全員を一度に相手にできるとは思えません。引き返しましょう!

エチゼン: 何言ってんだ?ウェンズデー、いまやらなくて何時やるってんだ?さあ、かかってきやがれ加藤生物ども!俺様がじきじきに皆殺しにしてくれるわ!!次号、激突必死!!

アンジェリカ: 今度は画太郎かよ。ウェンズデー、あなたもこいつと一緒に居ると疲れるでしょう?

ウェンズデー: いえ、一目お会いたときから、「この人についていこう」と決めましたから。

マヤ: ふふっ、利リアの血筋は争えないわね・・・・・。

MONSTER:バット×2、増援あり

エチゼン: レベルアップしたボクには取るに足らない相手なのサ♥仔猫ちゃん

アンジェリカ: よし、ひと暴れしましょうか!

マヤ: ちょっとまって、ぞろぞろとモンスターが集まってきたわ!逃げ場はあるけど、どうする?

ウェンズデー: 意識レベルで封印していた攻撃魔法をつかって援護します。

アンジェリカ: 何いってんのよ。そんな時は、『冗談よしな 私が本気だしたら こんな洞窟ひとたまりもないぜ!』とでも意気込んでくれなきゃ!

ぞろぞろと集まってくるモンスターたち。しかし、エチゼン達が陣取っていた場所は、部屋の入口だったため、同時に二グループまでしか戦闘に参加できなかった。しかも、乱入してきたモンスターたちも、1ターン目は陣形変更に忙しく、攻撃を仕掛けてきたのは、ウェンズデーの攻撃魔法で黒焦げとなった炭焼きバットが出来上がった後であった。
結局、乱戦状態でありながらも、知らず知らずの間で「陣形の維持の大切さ」と「コンビネーションプレイ」のテクニックを実践していた四人は、合計八匹のモンスターを料理してしまうのでありました。

アンジェリカ: ふうっ、あらかさま倒したわね。さっそくモンスターが落とした宝箱を頂戴しましょうか。私に任せてちょうだい。

エチゼン: ほんと、アンジェは金目の物に目が無いんだから。

ウェンズデー: 自分よりも大きい宝箱をどうやって持ち運んでいたのでしょうね?

マヤ: それは言わない約束よ。そうでないと、この「風探EF」をはじめ、殆どのRPGは成り立たないわよ。

アンジェリカ: 開錠が終わったわよ。・・・・・・?何これ?ただのパン三個だけじゃない!!イースにしろ、ファイナルファンタジーにしろ、モンスターはお金を落とすのが定説だというのに!!こんなのいらないわよ!コウスケ、あなたパン好きならあげる。

マヤ: アンジェ、あなたはハルドル院長から探索者としての心得を習ったのでしょう?ならば、食糧の大切さも分かっているはずです。

エチゼン: マヤ姉さんの言うとおりだ。アンジェ、当然の事だが探索中はお腹が減る。お腹が減るとどうなる?やる気が失せるんだよ。つまり、空腹で行動に二倍の負荷が掛かるんだ。俺の攻撃速度が11.5だったが、それが二倍になったら23.0だ。バットから四回も攻撃を食らうほど隙が出来たら、戦闘にならねえだろ!

アンジェリカ: ううっ、ごめん。今後気をつけるよ。

枯れ井戸の横穴B1、探索を一通り終えたパーティ。

ウェンズデー: これまでの道のりをマッピングしました。隠し通路が一箇所と、下り階段が一箇所以外、特別な個所は無いようです。

エチゼン: おいおい、何時の間にマッピングをしてくれていたんだ?助かるぜ!

ウェンズデー: これも、亜$の冒険書のちからです・・・。


B2へと降りたつと、だだっ広い場所に出た。井戸の横窟内での戦闘に慣れてきたエチゼンは、今までと同じ感覚で戦いを挑む。しかし、そこには大きな落とし穴が待ち受けていたのだ。

MONSTER:バット×2、他

エチゼン: また、バットやらスライムやらだぜ。レベルアップを果たした俺たちの相手じゃない!かかってきやがれ!

しかし、広い部屋といっても回りは全て闇である。音も無く一匹、また一匹とモンスターたちが姿を現し、気が付けばエチゼンたちは三方向から囲まれていた。壁伝いに探索していたのが不幸となり、逃げ道を完全にふさがれた形となったのだ。
ウェンズデー: 囲まれた?

アンジェリカ: 最悪のパターンね・・・!

エチゼン: 一グループのみなら問題無いが、こりゃ、ちょっとやばいぜ。気合入れていかないとな!

戦闘では、前列を担当しているエチゼンとアンジェリカに敵の攻撃がひきつけられるのだが、三方向からの攻撃となると、そうも言ってはいられない。モンスターたちは二匹づつコンビネーションを組んで、一人を執拗に狙ってくる。直接戦闘に馴れないウェンズデー・マヤらは格好のターゲットとなった。形成不利と判断したエチゼンは、手薄な部分を切り崩し、逃走を図った。

エチゼン: マヤ姉さん、ウェンズデー、アンジェ、生きているかぁ!

アンジェリカ: ああ、何とかね!

マヤ: 上から来ます、気を付けてくださいっ!

ウェンズデー: ・・・こっちです、エチゼンさん!

エチゼン: なんだぁ、この階段はぁ??

ウェンズデー: とにかく入ってみましょう!

再びB1Fの階段を見つけたが、降りてきたときのものとは違うようだ。ずいぶんと走ってモンスター群から逃げ切ったことに気づいた四人であった。B1Fの小部屋には宝箱が置かれていた。

エチゼン: せっかくだから、俺はこの赤の宝箱を選ぶぜぇ!

こうして、エチゼンはなまくらソードを手に入れた。

アンジェリカ: はぁはぁ・・・ふうっ、どうやら逃げ切ったみたいね。コウスケ、あなたデスクリOPを再現したくて逃走したんじゃないでしょうね?

エチゼン: (ダニー&グレッグ)マルマラ軍傭兵をリスペクトなのサ♥仔猫ちゃん

マヤ: ありがとう。助かったわ。あの時とっさに逃げると判断したのは、戦闘に不慣れな私たちを気遣っての事でしょう?
エチゼン: えっ、いやぁ、そんなつもりじゃなかったんだけどな。(あたまをガリガリと掻く)

ウェンズデー: (・・・ありがとう。)

マップを確認した所、B1Fの隠し小部屋である事が分かった。アンジェリカの探索コマンドで、隠し扉を発見し、ショートカット退路を完成させた。再びB2に戻り、モンスターたちに挑んだエチゼンたちは、サイドアタックされないような位置をキープしながらモンスターたちを撃破していく。探索を続けて、祭壇に明かりが灯った場所にモンスターとも人間とも思えない人物と出会う。

マヤ: あなたは・・?

ナギ: ハルドルには昔お世話になったからね。いまは孤児院の院長で落ち着いているが、昔は荒くれ者の探索者だったんだ。知っていたかい?あいつに頼まれているんだ。ブロンズの剣はあんたたちに渡すよ。じゃあな。

というと、魔女のゴーストは姿を消した。そこには置き土産とばかりに三匹のアンデッドモンスターが現れた。

エチゼン: どこがブロンズの剣だ!?手前勝手にモンスターを召喚しやがって!!

ナギ: くくくく、かつて死神と恐れられたあなたの腕前を拝見させてもらいますよ。ルク・ミーサ・ル・ヴァルバー

ウェンズデー: たとえ相手がルオンさんでも、私がコウスケさんを守ります!

MONSTER:スケルトン×3

三方向から囲まれたが、攻撃が届かないエチゼン、アンジェリカは回復魔法を攻撃ダメージに変換しながら応戦した。四人のコンビネーションで、一角つづ打ち崩し、「ブロンズの剣」を入手する事に成功した。

エチゼン: よしっ!このダンジョンは制覇したぞ。院長が使っていた「ブロンズの剣」か・・・・・・。俺が使っていた「ガッシュ」は、お前に渡すよ。使い易さはダガーの方が良いけど、ダメージが違うからな。

アンジェリカ: ありがとう!ちょっとわたしには重たいけど、使ってみるよ!

マヤ: コウスケ君、ブロンズの剣には「エニグマ」の魔法がかけられているみたいです。古い銅剣かと思っていましたが、魔法攻撃にも利用できそうです。

エチゼン: ふーん、気づかなかったや。それに、「壊れない」とはどういうことだろう?

ウェンズデー: 今は分からなくても、冒険を続けていければ理解できるようになる、そのような気がします。

アンジェリカ: さあって、辛気臭い所からとっとと出ましょうか!



エチゼン: 完全踏破したつもりだったが、まだやり残した部分があるなぁ・・・。

-サー・ロッシュ修道院-


ハルドル院長:
 エチゼン、アンジェリカ、ウェンズデー、マヤ。私が出した課題を見事に突破したようだね。そのブロンズの剣は、私が昔に使っていたものだ。おまえたちに、それはやろう。あと、酒場のマスターには、探索許可を出しておいた。訪ねてみるがよい。

エチゼン: ありがとうございます。

こうして、エチゼンたちパーティは、晴れて正式な探索者としての許可を得た。この世界での「探索者」というものは、「冒険者」とほぼ同意語ではあるが、決してならず者や荒くれ者の集まりなどではない。世界各地に散らばる遺跡の探索、調査、研究などを、個人レベルでの活動を国が許可し、各街や地方ごとに決められた最低限のルールに乗っ取り行っているものだ。

エチゼンたちは、次なるクエストのための探索準備を修道院の一室、つまりエチゼンたちが幼少時代から慣れ親しんだ小部屋で行っていた。