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”EGG”レトロゲーのエミュレーターで遊ぼう
Contens
はじめに
試用版をダウンロード
1.ダウンロード
2.セットアップ
3.ゲームプレイ
4.機能制限
タイムアタックの果てに
早すぎた大会
ゲームラインナップについて
ただの懐古ではなく
関連ページ
http://www.soft-city.com/egg/
EGG
http://www.falcom.co.jp/
日本ファルコム
はじめに
諸氏は、SoftCity.comで現在好評稼動中の、EGGプロジェクトをご存知だろうか?
簡単に概略だけを述べると、現在プレイ不可能となっている二十年近く昔のゲームを始めとした、いわゆる「PCレトロゲーム」のエミュレーター版を、安価で提供しているサービスだ。「エミュレーター」ときくと、実機のBIOSがいるのでは?とか、著作権違反にはならないのか?と、あまり良いイメージを描く事は出来ないかもしれないが、このEGGプロジェクトに限って言えば、ソフトウェア組合のようなもの(一説にはFalcomが設立に関係したとかしないとか・・)を中心として、このエミュレーター企画の為に、多くのゲームブランドが協力したらしい。
80年代のPCゲームを中心に、膨大なライブラリーを作り上げる事を目標に、毎月10本近くのレトロゲーを配信可能にしていくそうだ。(ログイン誌には、いずれは5000本のライブラリーを目標にしている、と書かれてあったが、はたして大丈夫なのだろうか?)
クレジットカード決済と、ビッグローブ支払い、と、購入方法がかなり制限されている点を省けば、これほど素晴らしいプロジェクトが他に有るだろうか?
試用版をダウンロード
僕が知っている範囲でのエミュレーターの多くが、ファミコンエミュにしろ、PC-ENGINEのマジックエンジンにしろ、「エミュレーターソフト」と「ROMイメージ」の両方が必要なケースが殆どだった。しかし、このEGGは、そういった初心者にはとっつきにくい要素は限り無く少ないと言っても良いだろう。ゲームをオンラインで購入すれば、EXEファイルを起動するだけでゲームがプレイすることが出来るのだ。
とりあえずは、無料体験版用のゲームが幾つか用意されているので、それらをプレイしてみることをお勧めする。
当HP「Falcom 21st Century」は、ファルコムゲームをメインとしたページであるので(遊びに来ている人もファルコム系ゲームユーザーが多いと思うから)、”イース体験版”の導入手順からゲームプレイまで一連をレポートしたいと思う。
1.ダウンロード
SoftCity.comでは、「イース」(日本ファルコム社)「レリクス」(ボーステック社)のエミュレーター版を無償でダウンロードして遊ぶことが出来る。ダウンロードには複雑な手間は要らず、右クリックからファイルを保存した後、展開すれば全ての作業が完了、と、気軽さがウリである。昔のゲームなので、ファイルサイズも数百キロバイトとかなり小さい。(フロッピー一枚用意して、ゲームが数本収まる程度、と考えていただきたい。)
現在、GAMEWATCH/IMPRESSのページで、イースのトライアルヴァージョンをダウンロードできるので、こちらのデータをダウンロードしてみましょう。
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/demo/200112/ys88demo.exe
「イース体験版」
2.セットアップ
データダウンロードが完了し、自分のPCにデータを保存したら、次はセットアップの作業を行う。exe形式なので、保存先を決定するだけで、作業が終了する。とりあえず、分かり易いようにデスクトップにでも保存すれば、次から迷う事はないと思います。
次に、ゲームを起動します。起動してすぐ遊びたいのをぐっと堪えて、まずは、上段のメニューバーの設定を行いましょう。特に注意したい点は、「サウンドエミュレーション」、「フルスクリーンモード」、「保存時にセーブデータを作成(イース体験版のみの機能の可能性あり)」・・・あたりでしょうか。
これが終了したら、実際にゲームを遊んでみましょう。
3.ゲームプレイ
さて、ゲームを起動すると、「EGG」のロゴが表示された後、ゲームのオリジナル画面が表示される。ここで注意しておきたい事が一つあります。実機そのままをシミュレートしているため、昨今のゲームのようにスピーディーにゲームが動作するのではないと言う事を。つまり、「オリジナル版そのままのアクセス」まで完全に再現しているのだ。今のPCゲームユーザーから見れば信じられない事かもしれないが、昔のゲームは、フロッピーディスクで提供され、アクションを起こすたびにディスクアクセス(ガリガリ・・ってやつ)があり、今のゲームのような快適性は無かったのだ。
しかも、原作ではフロッピーにアクセスしている時間であっても、Windows版はフロッピードライブで遊ぶゲームではないので、何も表示されず、数秒待たされる事もしばしば。決して、バグではないので落ち着いて待たれてください。

↑名作「イース」ここに復活。数分間この画面にしておくと、黒真珠が取れるという噂が立ったとか・・・
4.機能制限
無料体験版であるが、いくつかの機能が制限されいてる点に注意されてほしい。まず、ゲームデータのセーブの不可、次にプレイ時間が30分しかないこと。これを除けば、あとはオリジナル版そのままのゲームを遊ぶ事が出来る。
私も制限時間ありの30分プレイに挑戦してみたのだが、序盤の神殿の中で燃えつきてしまった。このゲームにはちょっとしたコツがあり、あるイベントをこなす事によって破格の経験値を得る事が出来るのだ。それを利用する事によって、ゲームプレイ時間のショートカットが出来る。
このEGG無料体験版ではじめて、オリジナル版イースに触れたというかたは僕以外にも多いかと思う。ファルコムのリニューアル作品として優れた完成度を誇る「イースエターナル」「イースT・U完全版」の礎となったのがこのゲームであることを改めて感じ取る事が出来た。

↑シンプルなタイトルが表示された後、ミネアの街の中に突如現るアドル=クリスティン。エターナル版のような、豪華絢爛なオープニングは無いぞ。
タイムアタックの果てに
2001年末に体験版タイムトライアルが終了し、EGG公式サイトではランキング上位者のコメントが数多く寄せられている。寄稿をいくつか拝見させていただきました。そこには懐かしさと共にゲームへの熱い思いが載っています。
当時を振り返る十数年来のファルコムファンの言葉や、三十分という難敵に果敢に挑戦したレポートなど、どれだけ多くのゲームファンからこのイースが支持されていたかが分かるかと思います。
「商品欲しさに挑戦した」人もおられるかもしれないが、このオールディーズなゲームに三十分間立ち向かった人は、昔のゲームを遊ぶ事によって何か感じ取れる物が有ったのではないでしょうか?
早すぎた大会
ソフトシティEGGでは、この30分時間制限を利用して、タイムトライアル大会を開催した。しかし、告知の遅さとタイムアタックのための開催日数が余りにも短すぎた事などから、プレイしたゲームファンはかなり少なかったようだ。
この「イース」のお膝元である日本ファルコムのファンがこのイベントをもっと早く知っていれば、より多くのプレイヤーが出たものと推測される。今、ファルコムの公式掲示板にいる熱心なファンの方の殆どは、オリジナルのイースを知らない。かくいう私も、オリジナル版は見た事すらないのです。比較的新しいファンも気軽に遊べる場が出来れば良いな。
おなじく、イースUタイムアタックでは、裏ワザモードが制限された体験版が公開された。

↑曲線処理のフィールド地形は、当時では画期的な描画方法だったらしい。
ゲームラインナップについて
現時点(2002年1月)で約50本のラインナップを揃えるEGG。それはリリース第一弾の分であり、第二弾・三弾のラインナップも公開されている。それらはまだ発売されていないのだが、それらを含めると70タイトルを越える。「最初は50本で、以降毎月10本程度のタイトルが追加される予定」だと公表され、PCゲームファンには次回ラインナップ公開が待ち遠しいかと思います。
PC-98全盛期、PCショップのあちこちに配置されていたPCゲーム自動販売機・”ソフトベンダーTAKERU”をご存知でしょうか?ネットを介した自販機感覚で、気軽にレトロゲームを購入できる日も近いかもしれません。
しかし、それには多くの障害が残る。TAKERU時代のように、同人ソフトをも視野に入れ数千本単位で購入できるまでのサービスに成長するにはまだまだ程遠い。
「十数年前のPCゲーム」メインだから、現在だと、当時に制作していたゲームメーカーが消滅してしまっている場合が多く、パッケージ現物の入手が困難になっている事が最大のネックとなっている。次に、リリースラインナップの追加割合が少ない事。EGG自ら打ち立てた月間ノルマの10本に届かない第三弾ラインナップ公開を見て、僕は少し不安さを感じた。
とは言っても、まだまだこれからの「EGGプロジェクト」。
しっかりとしたラインナップが整ってからでも、ソフトシティと契約を結ぶのは遅くは無いのかもしれません。
ただの懐古ではなく、新しい風を
ソフトシティ(EGG)を運営しているのは、ボーステックと言う会社で、SLGの”銀河英雄伝説”シリーズの発売元と言えば分かるでしょうか。
今回のイベントや、運営方針を見ていて思ったのですが、エミュレーターソフトを500円以内の破格の値段で提供するのは、大変好感が持てるし、運営も良心的だと感じ取れる。
強いて言えば、若いPCゲームファン(特に二十年来のオールドファン以外)へのアピールに欠ける部分がある、と僕は感じ取りました。新しい物を追求する事も大切ですが、ゲームの原点であるこういった古きゲームを、若いユーザーにアピールしようとしている風に感じ取る事は残念ながら出来ない。
その最たる例は、「ゲーム購入はクレジットカードのみ」、だろう。学生や二十歳未満はクレジットカードを作る事すら出来ないのだ!つまり、たったの数百円という、若年層にも気軽に手に取ってもらえるような値段設定でありながらも、購入手段が限られているため、学生を始めとした(ひまとプレイ人口が最も多いとされる)ゲームファン層は購入を見送らねばならないのだ。ここの改善を望む。クレジットカード以外の支払方法を用意してくれれば、もっと幅が広がると思うのだが・・・
現時点で、EGGに興味を示しているユーザーの殆どが、PC-98以前からの歴戦のオールドファンが殆どと言うのが現状。EGG公式BBSは、確かに盛り上がってはいるのだが、書き込みを行っている人は、古参のゲームファンばかりで、新しいユーザーの獲得には至っていないようだ。
EGGに加盟しているゲームブランドも多いが、その殆どが、PCゲームの業界では燃えつきているといっても過言ではない。加盟ブランドの中で現在、PCゲームを精力的にリリースしているメーカーは、
ボーステック(EGG元)と日本ファルコムぐらいではないだろうか・・・?
(それら、最古参ブランドですら、常に怪しい雲行きに包まれているので、どうなることやら。)
つまり、エミュレーター化といって喜んでいても、結局はオールドファンのみに留まっているので、参加ブランドのHPなどで、お互いに協力しながら、精力的にEGGをアピールしていかないと、結局は、どこぞのリニューアルメーカーと同じ轍を踏む可能性も無いとは言い切れなくなる。
「EGGレトロゲームで遊ぼう」 Last Update 2002/04/07 11:28:09
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