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ARCTURUS
発売前の読み物いろいろ
【読み物】
2002年夏に書いたコメントです。
□はじまりは突然に
□「英雄伝説Y」と「ARCTURUS」の関係性
□ファルコムの3D技術は?
〇はじまりは突然に
去る2001年11月末、ネットニュースより眉唾物の情報が飛び込んできた。
公開当時は「ネタだろう?」とタカをくくっていたのだが、あまりにもファルコムの新作ゲーム画面と酷似しているため、これは見逃す手はないと思い、当WEBでも特集ページを立ち上げたわけであります。
このゲームタイトルの開発元は「SONNORI社」「GRAVITY社」(つまり共同制作)であり、グラヴィティ社の”ラグナロック・オンライン”といえば、日本のPCゲーマーで知らない人は居ないかと思います。グラフィックエンジンに、ラグナロックのそれと同等のものを使用していて、非常に似た雰囲気を出しています。
〇「英雄伝説Y空の軌跡」と「ARCTURUS」の関係性について
このモデリングされた建物内や、教会のグラフィックなどは、ARCTURUSのものと似ていませんか?ファルコムファン間では、一時「ARCTURUS=英雄伝説Y」説すら飛び交ったほどでした。それは何故だろうか?両方のゲームの特徴を踏まえて、考察していきたいと思います。
まず、ともに完全3Dモデリングである事が挙げられます。ARCTURUSはゲーム中、画面をくるくると回転させる事が出来ます。(ラグナロックも同当に)英伝Yのそれは、傍目では3D描画の固定視点っぽく見えますが、以下の二枚のグラフィックを見ますと、同じ建物の画像が別始点から描写されています。つまり、視点の変更がある程度可能であるということが読み取れます。
やはり、”二作品のゲーム画面が酷似している”が最大の理由であると考えられます。

視点変更に関するテキストは一部、「ファルコム大好き!」様のものを参考にしています。
次に「英伝Yタイトル発表」と「ARCTURUSの日本ローカライズ版のニュース」の発表時期が、一致することなど。ですが、ゲーム契約時期と、画像公開時期とは誤差が生じています。以下の項目を参考にして下さい。
ARCTURUSは、2000年に発売されました。最初にファルコムのホットインフォメーションで英伝Yと思われし画像が公開されたのが、2001年の4月です。(⇒建物画像)もし、ARCTURUSのグラフィックを完全流用しているとしたらば、”英伝Yのコンセプト=韓国ゲームのキャラすり替え”という構図が露呈してしまいます。ですが、ファルコムとSONNORI社との契約が正式発表されたのが同年11月末。ここで時間に誤差が生じます。このことから、ARCTURUSのグラフィック(=グラフィックエンジン)を完全に流用していた、とは考えにくいと思います。
ファルコムは2000年に、ツヴァイと同時にもうひとつ「ダンジョン探索型RPG」を発表しています。こちらはお蔵入りになりましたが、2Dベースの3D描画ゲーム(イース2エタのように、グラフィックを3Dで描いたものを2Dベースに直したもの)でした。
ARCTURUSのローカライズ版を作ることによって、ファルコムがSONNORI社とGRAVITY社の両者の良点を吸収しようというのでしょうか?
〇ファルコムの3D技術は?
ファルコムには、ここ数年の作品を見る限りでは、3Dゲームを作る技術を備えているとは考えられません。3Dグラフィックを描くのは出来るだろうけど(早くてイースTエターナルのボスキャラなど)、それをゲームとして実装させる技術は無いといっても良いでしょう。2001年末の「ツヴァイ」を思い浮かべてください。あれの3Dモデリングのしょぼさは、ゲーム中に無理矢理ポリゴンキャラを埋め込んだだけにしか見えませんでした。お世辞にもゲーム性に直結したものではなく、それと時を並行して、英伝Y、ダイナソア3D版、イース3D版などが発表され、2Dと3Dの境界線を分け隔てる事になりました。
今後のラインナップを見ると、リバイバル作品であろうと続編・新タイトルであろうと、フル3Dの波がファルコムに押し寄せています。どれもこれも現時点では『企画書』段階なので、はっきりと評価は出来ません。ファンとしては、一年以上も足踏み状態が続いていますので、続報を期待したい所です。
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