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イース
失われた王国
Ancient Ys Vanished
イースI・IIというゲームから受けたインスピレーションを元に、作者が独自に描くイースの世界。ファンからは、キャラ設定がオリジナルからかけ離れていたことから、『原作を捻じ曲げた駄作』として感情的に受けとられる事も多いようだが、その点も吟味した上であえて、飛火野版イース&イースIIの二冊を是非ともオススメしたい。
第三者的立場の作者が、ここまで自由奔放にアレンジできることは、(漫画では羽衣イース作品かな?)ソーサリアン・コミックスシリーズのコンセプトにも繋がる所があり、原作がもつ世界観を膨らませる自由な発想・・・RPGゲームの本来の姿の一つだと僕は思う。
”10人いれば10人なりのイースの世界がそこにある”
とは、キングレコードの遠藤氏の言である。
RPGゲームから連想させられる世界は、決して画一の物ではないだろうし、人それぞれに喚起させられる所があると僕は思う。イースがシリーズを重ねるに連れ(時代を経過するにつれ)、ファン&ファルコムブランド共にガチガチの固定観で塗り固められてしまいがちな昨今、自由に描ける発想ということの大切さを本作を持って改めて知った次第である。
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